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2014年2月 7日 (金)

売り買いを繰り返す時計愛好家達

世の時計愛好家達の中で、年間20本買って20本手放しそして今現在の保有数が20本という人がいることを最近知った。
また、晴れて買ったはイイが速攻で売り飛ばし、その保有期間が最短で数日という人がいることも知った。
さらに極めつけは、同じ時計を3回も4回も手放したりまた買い戻したりする人が存在するらしい。
アメ横の怪しげな店で売っている安物クォーツではなく、中古でも1個50万円以上もする時計を、である!!

驚いて、開いた口がふさがらない(苦笑)。
いや、こういう人達を批判したり馬鹿にしているのではなく、あくまで良くも悪くもという意味において開いた口がふさがらない。


常識的な考えでは、まず金銭感覚が常軌を逸している。
あたりまえのことだが、高価なものを年間20本も買う資金など私には逆立ちしても出て来ない。
とはいえ、お金に関してはあるところにはあるものであり、稼げる人には年間20本の売買はなんら痛くもかゆくもないのかもしれない。
あくまで、私にはそういうお金はないということであり、稼げないというだけなのだから。


私がビックリした理由は別のところにもある。

下品な例えで恐縮だが、世の中の淫乱な女というものは、実は不感症であると陰でよく言われる。
不感症だからこそ誰とやっても満足が得られず、次から次へと満足を求めて彷徨うのだ。
また往年の映画大女優エリザベス・テーラーが何度も結婚と離婚を繰り返し、リチャード・バートンとだけでも数回結婚と離婚を繰り返した。
次から次への売買を繰り返したり、同じ時計を何度も買っては手放す人達も、これと似ているように思える。
そして、自分が買った時計に毎度満足することが出来ない不毛な感情をそこに見る。


つまりはこういうことではなかろうか。
売買を繰り返す人達は、時計が『like』であっても、けっして時計が『love』なわけではないのだ。
『love』なのは売り買いする自分そのものであって、決して入手した時計を『love』しているわけではない。
そもそも売買という行為が好きなのか、それともそういう行為に没入する自分だけを愛しているのか。
こういう自己愛的な『幼さ』を自分の心奥に内包したまま歳を重ねてしまっている。

こういう人達に必要なのは、本当に自分を満足させてくれる真の意味でのパートナーのような存在としての時計である。
決して超絶なメカニズムであったり、希少性であったり、ましてやブランド性などでは絶対にない。
数多く持つ必要はなく、たった1個でも真に値すればそれだけでイイのだ。


下写真は1900~1910年代と思われるHebdomas(Swiss)製の8日巻き懐中時計。
メンテナンスがとんでもなく難儀した、悪い意味での逸品(苦笑)。

Hebdomasaa

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コメント

はじめまして、精工舎ファンと申します。私も昔から売買を繰り返し、その度に自己嫌悪に陥っていました。ブログ主さんの言われる事、もっともです。本当に時計が好きとは一つの物を大切に使い続ける人かも知れませんね。

はじめまして精工舎ファンさん。

ようこそ当ブログにお越しいただきました。
またコメントも書いていただき、我が趣旨にご賛同いただけたようで誠にありがとうございます。

売買を繰り返しいろいろな時計に目移りしていく人達や、意外にも時計愛好家の中にも、時計Loveではなく単なる時計Likeの人が多いように思います。
自分がなぜその時計を買うのか、欲しいのか、似合うのか、あまり突き詰めて考えているようには思えないフシが垣間見られます。

ま、こんな事書いたり言ったりすると煙たがられるでしょうけど(苦笑)。

お読みになってお分かりと思いますが、私の勝手な発言ばかりのブログです。
これからも、もしよろしければお付き合いしてやって下さい(^^)。

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