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2014年3月24日 (月)

寄り道としてのアンティーク懐中時計~ドイツの技術は世界一ィィィィー(上)

数年間に10数個の個体を買ってみたが、今現在も手元に残してあるのは、このブログのトップに掲載した1910年代IWCと、これから紹介するドイツ製懐中時計の2個のみ。
このドイツ製懐中時計はスプリットセコンドクロノグラフ、通称『ラトラパンテ(rattrapante)』というクロノグラフの最高級機種で、非常に希少かつ高価な懐中時計である。

Huber1

Huber1b

1920年代後半から30年代前半の、いわゆるナチスドイツ勃興時期の製品で、『Huber』というミュンヘンの代表的な時計屋の名前が冠されている。
『Huber』とは販売元のAndreas Huberのことで、東京でいえば服部時計店の銀座和光やニューヨークでいえば5番街のティファニー宝石店に相当する時計と宝石の専門店である。

1856年にミュンヘンで創業し、現在も続く名門店らしい(私は行ったことはない)。
その歴史をザッと見ただけでも

・1888年と1912年に「Koniglich bayerischer Hoflieferant(王室御用達の時計納入者)」の称号をバイエルン王国より授与
・1924年に気球船ツェッペリン号のクロノメーターの製造、据えつけを担当
・1936年冬季オリンピックの公式タイムキーパー
・第二次世界大戦中、A. Lange & Sohneの軍用時計の多く(今ではそのほとんどが伝説的な希少価値の時計となっている)をHuber経由で国に納入

と、錚々たる実績を残している。

Huber1c

1930年代当時も、ナチ高官やドイツ将校達がよく買い物に来たらしい。
なにぶんナチスドイツゆかりのミュンヘンにお店を構えているのだから、さもありなん。
この懐中時計も、ひょっとしてドイツ将校が購入し保管していたのではないかと、売り手に言われた(まあ、鵜呑みにはしていないが)。

私も当ブログの自分のアイコンに、このHuber製懐中時計のムーブメント(上写真)を採用しているほど、お気に入りなのだ。
この複雑なラトラパンテのムーブメントにはえも言われぬ独特の小宇宙を感じてしまい、ウットリする。


長くなるため、一旦ここで切って上中下編にしよう。
なんせお気に入りゆえ、書きたいことは山ほどある。
続きは明晩以降ということで。

(続く)

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