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2014年3月 9日 (日)

寄り道としてのアンティーク懐中時計~クォーターリピーター

年度末ということもあってか、なんだか忙しい。
時計ブログを書く時間が中々取れず、なんだかんだで1週間以上音沙汰なしだ。

さて前回までのビンテージ時計への寄り道によって、私の欲しい時計の大まかな所が分かってきた。

・手巻きがベター(しかし現行品は自動巻きが大多数→しかたなくワインダ―を導入するか?)
・日差は最大許容で10秒以内
・荒っぽい普段使いに問題ないこと
・防水(100mあれば問題なし)

しかし愚かな事に、私は現行に行くまでにさらに寄り道をしてしまったのだ。
しかもそれは懐中時計という、現代人が趣味のコレクション以外でほとんど実用としては持たないアンティークな懐中時計である。
今から思うとピントはずれもいいところだ。

今回は私が出会ったアンティーク懐中時計のうち、良さげなものを3つ4つご紹介しよう。
100年近い年代物のジジババ時計なので、純粋なコレクション以外の用途には全くおススメしない。

IWCについてはこのブログを始める際に真っ先にご紹介した。

それ以外で行くと、まずは1908年製のクォーターリピーター懐中時計、シルバー・ハンターケースである。
下写真のように、ごくオーソドックスな正統派のデザインで、私の大好きなローマンインデックスだ。
レバーを操作すると、現在時刻を15分刻みで鐘の音で知らせてくれる。
腕時計でこの手のものを買うと、優に500万円は越える。
しかし懐中時計ならば、PPやAudemars Piguetの金無垢ですら100万以内で買えてしまう。
私が目をつけたのは、まさにこの安さであった。
ミニッツリピーターだろうがパーぺチュアルカレンダーだろうがラトラパンテだろうが、懐中時計になると各段に安いのだ。
ある意味あたりまえである。
腕時計より大きいから技術的な難易度は下がるし、なによりとても古くて実用にならないのだから。


さて入手したのは、ケースのホールマークを見ると1908年ロンドン製とあるしろもの。
ネジ巻きは竜頭で行い、時刻合わせはケースの外周にあるレバーを引き出してから龍頭で調整する。
クォーターリピーターの音色は非常に明快な澄んだ鐘の音だった。
しばらくは1日に3~4回この音色を聞くのが日課となった。

Qr1
Qr2_2

ムーブメント:スイス製(パテントマーク有り)
ケース:直径約50mm
      ハンタータイプ(表裏に蓋があり、中蓋もあり、ヒンジで開くタイプ)
           スターリングシルバー(sterling silver = silver 925;銀の含有率が92.5%)
      ロンドン製のホールマーク有り
日差:オーバーホールしても-3分

Qr3
Qr4

しかしリピーターの鐘打ち機構とかムーブメントが複雑で華奢だったため、実用として持って歩くには躊躇した。
決定的なのは購入してから1ヶ月経たないのにリピーターの鐘の音が弱く不規則になってきたこと。
購入時にオーバーホール済みということだったが、すぐに再オーバーホールに出した。
戻ってからも、日差はあいかわらず酷い(-3分程度)。
なるほど、これでは実用どころか持って歩くこともかなわない。
高い買い物だったが、額に納めて飾って眺めるわけにはいかなかった。

ということは実用としては全く問題外。
いくら安くリピーターが入手出来たからと言って、この路線は私には明らかに間違い。
それでもまだまだ路線を修正しようとしなかったのだから、当時の私にはあきれるばかり。
今となってはお金の無駄使いにため息も出る…。

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