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2015年1月16日 (金)

スイスフランが暴騰

当ブログには政治や経済の話は書かないつもりだが、事が時計大国スイスにかかわることだけに、書かざるを得ない。

昨夜、スイスフランが歴史的な暴騰を演じた。
原因は、2011年にユロスイ(EUR/CHF)の下限を1.2ジャストに設定してユーロに介入し、スイスフラン高を防衛してきたスイス中央銀行が、この下限を突如撤廃したこと。
下限がなくなったことで、満杯に溜まってきたダムが決壊したごとく、スイスフランが爆上げしたもの。

2015_4

2011年のスイス中銀の対ユーロ1.2決定は、当時チャートをリアルタイムで見ていたから良く覚えている。
今回は突然の発表で、ほとんどの人には『青天の霹靂(へきれき)』だったらしい。

私はここのところFXからは遠ざかっているし、昨夜も外出していたので知ったのが真夜中だった。
まあ1.2に設定されてからはスイスフランにボラティリティ(流動性)の魅力がなくなったのであるが、逆にチマチマとレンジ取りで儲けるには良かったのかも知れない。
1.2を撤廃した今後どのような動きになるか、ローカルカレンシーの極致みたいな観のあるスイスフランだけに、またウォッチぐらいはしておこうかなと思い始めている。



というわけで、このスイスフランの下限撤廃とそれによる暴騰が、今後の時計価格にどのように反映していくのであろうか?

製品価格がスイス円で取引されるなら、それは素直に値上げに直結する。
たぶん多くの時計好きが危惧していることである。

ところが、もし一般的なドル円で取引されているならば、スイスフランの上昇によってユーロは下落し、それにつれてユーロ円やドル円が円高方向に引っ張られるため、円換算では数値は下がる。
または高騰するスイスフランと相殺して横ばい。

私は代理店の決済がどの通貨で行われているのか知らないが、たぶんスイス円でダイレクトに取引していることはありえず、ドル円ベースだと思っている。
ドル円換算ならば現在よりも輸入値は下がる(または横ばい)ことになり、消費者にとっては良い傾向ともいえよう。


しかしながらほとんどの代理店はその辺の事情をうやむやにし、消費者の無知をいいことに、スイスフランの上昇のみをけたたましく宣伝して国内価格の値上げにかこつけるだろう。

有名ブランド業界の常として、円安になったら速攻で何度も値上げするくせに、円高に振れてもほとんど値下げしない。
ロレックスあたりも来月2月に値上げするという噂がネットに流れているが、値上げだけは大好きな業界なので、万万が一1ドル100円を切ったとしても値下げは全く期待出来ないのがいつものことである。

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