最近のトラックバック

フォト

« Rolex顧客戦略の変化・その1~Van Cleef & Arpelsに見る高級ブランドの本音 | トップページ | Rolex顧客戦略の変化・その3~今年のバーゼル新作に思う »

2015年3月19日 (木)

Rolex顧客戦略の変化・その2~2極分化の流れの中で

グローバル化の行き着く先は、0.1%の超大富豪が99.9%の貧民を直接及び間接的に、そして画一的に支配する経済世界だ。
20世紀末に醸成されたかにみえたいわゆる『中流』階層は、21世紀に入るやいなや崩壊させられつつある。
今後は富める者とそうでない者との、極端な2極分化が進行していこう。


高級ブランドの機械式腕時計にしても、この中流階層の購買ゾーンが消失する2極分化の影響を多大に受ける。
多くのブランドは、Van Cleef & Arpelsのように世界中に150人(家)の顧客だけで良いよとふんぞり返っているわけにはいかないであろう。

こういうふんぞり返りが許されるのは、宝石商でいうグランサンク(Chaumet、Mauboussin、Boucheronなど)や5大宝石商(Cartier、Tiffany&Co.、Harry Winston、BVLGARI、Van Cleef & Arpels)、そして3大雲上時計PP(Patek Philippe)、AP(Audemars Piguet)、VC(Vacheron Constantin)やBreguet、A.Lange & Soehneなどの極々限られたブランドに限られる。
なぜなら、これらのブランドは王族・皇族や超大富豪をしっかり顧客に抱えているからである。
そのため庶民に媚を売る必要はないし、また大衆化してしまうのは彼らにとって面白くないからだ。


今後、これまで中流階層を主なターゲットとしてきたブランド例えばオメガ、ゼニス、ブライトリングなどは苦戦が予想されよう。
メーカーの選別・淘汰が始まっている。
もちろん低価格しか買えない層向けには、時計メーカー以外の方向から強力無比なライバルが現れている。
ずばりアップルなどから出始めたスマートウォッチである。

この流れを、当然各ブランドの経営陣も明確に察知していよう。
だからこその、Rolexの高級化路線のへの転換なのである。



さて、今週はバーゼルフェアが開催されている。
Rolexファンにとって一刻も早く知りたかった今年の新作の概要も、ようやく公開された。
上記述べて来た2極分化の流れを念頭に置きつつ、今年の新作を次の記事で俯瞰してみよう。

(その3に続く。)

« Rolex顧客戦略の変化・その1~Van Cleef & Arpelsに見る高級ブランドの本音 | トップページ | Rolex顧客戦略の変化・その3~今年のバーゼル新作に思う »

時計全般」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/525320/61305006

この記事へのトラックバック一覧です: Rolex顧客戦略の変化・その2~2極分化の流れの中で:

« Rolex顧客戦略の変化・その1~Van Cleef & Arpelsに見る高級ブランドの本音 | トップページ | Rolex顧客戦略の変化・その3~今年のバーゼル新作に思う »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ