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2015年5月24日 (日)

セイコーミュージアムを見学した・その3

いよいよ現代に近い時計達が登場する。
戦前戦後を通じてセイコーのフラッグシップ的存在であるグランドセイコー。
デザインはそのつど変化しているものの、通底する職人的雰囲気は不変。
時代を画した時計として、グランドセイコーは我が国の機械遺産に登録されている。

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下写真の時計達は父母が持っていたモノだったり、私が中学入学祝いに買ってもらったセイコーファイブDXに似たモノだったり。
もうこのあたりまで来ると、馴染み深かったり逆に変に懐かしかったりする。

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「水に強いセイコー」、直球な表現が今では妙に新鮮。
セイコーファイブDXも確か防水だったと思う。

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1967年、セイコーがスイス・ニューシャテル天文台のクロノメーターコンクールにて入賞した時の本物のムーブメント。
東洋の黄色い猿どもが作った機械式ムーブメントが、欧米メーカーを凌駕しまくったのだから、”人間様”の白人ドモはひっくり返らんばかりに腰を抜かしてしまった。
こののち、コンクールは中止。
また負けでもしたら、白人ドモのメンツにかかわるからなぁ…(苦笑)。
今も日本人がオリンピックや世界選手権で優勝すると、必ず翌年からルール改正になる。
白人ドモは黄色い猿たちの努力と熱意を恐れているのだ(苦笑)。

下写真のムーブメントは、我々日本人が世界を相手に頑張ってきた良き証人である。

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下写真は、セイコーのクォーツ時計の記念すべき第一作、セイコークォーツアストロン。
今はこれも機械遺産に登録されている。
とにかくこのクォーツが口火を切って、白人ドモが我がもの顔にして来た欧米舶来時計は壊滅、駆逐一掃される寸前までいったのである。

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クォーツは量産化、低価格化競争に入る。
必然的にデザインも陳腐化していく。
一方、欧米高級機械式時計メーカーのしたたかさは予想以上であった。
その後クォーツ時計の大衆化とともに、欧米高級時計メーカーは付加価値商法に切り替え大成功する。
根っから舶来モノに弱い日本人の急所を突いた上手いビジネスモデルを構築し、現在の高級機械式時計の隆盛に至っている。

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現在に至るも、セイコーではキネティック(自動巻発電)、GPSアストロン、スプリングドライブなど、絶え間なく技術開発を続けている。
技術が元気なのは見ていて清々しい。

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下写真は技術の結晶の一端、セイコーGPSアストロン。

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日本人お得意の技術追求志向だけでなく、欧米メーカーの得意な付加価値志向にも目を向ける。
宝塚歌劇とタイアップして潜在ユーザーの発掘に取り組んだり、数百万円もする女性の好みそうな宝飾時計を品揃え。

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見学のラストに余興でラップタイム計時をやってみた。
実はオリンピックなどの公式計時は、その大部分をオメガが担ってきた。
1964年の東京オリンピックにて、初めてセイコーが計時を担当することになったのだ。
社内はテンヤワンヤの大騒動になる中、なんとか大役を果たしたらしい。
これによってセイコーは世界に冠たる時計メーカーの一つとして認識されることとなった。

さて余興だが、水泳などではタッチボードにターンの手が触れることで時間が計測される仕組みになっている。
それを使って、そのタッチボードに手を触れウサイン・ボルトの出した100m9.58秒をディスプレイに出すのである。
2回チャレンジして、1回目は9.80秒、2回目が9.50秒であった。
ここを訪れる小学生などに人気のゲームだそうだ。

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ということで、長々3回にわたって書いてきたセイコーミュージアム見学記もこれにてお仕舞い。
腕にPaneraiPAM00241をして来たのだが、本日に限っては失敗である。
やはりここは、中学生時代から使い続け、今だ日差-10秒という驚異的性能を示すセイコーファイブDXにすべきであったろう。
我ながら痛恨の極みである(苦笑)。

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(この項、おしまい)

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コメント

奇襲(クオーツ)ニヨリ敵前哨線ヲ壊滅セシモ醜敵ノ老獪ナル策略ニヨリ我軍ノ状況進展セズは昔も今も変わらないですね、国産もパネライみたいな魅力的な機械式を出してほしいですね。

こんにちは精工舎ファンさん。

おっしゃる通りですね。
戦術(技術)で買っても、戦略やシステムで負けるというのは、太平洋戦争でも繰り返されました。
今も直っていませんね。


>国産もパネライみたいな魅力的な機械式を出してほしいですね。

欧米メーカーはデザインや存在感、ブランド性を高めることにかけては数日の長がありますね。
私も例えばパネライに関しては、そのウキウキするような小ジャレたデザインが好きなのでどうしても手が出てしまいます。
セイコーのように、堅物、面白みに欠ける、ワクワクしない、ごくまっとうな、普通の…という言葉しか思い浮かばない存在感では、残念ながら中々立ち打ち出来ないでしょうね。

こんばんは^_^
パネライでSEIKOミュージアムに行くなんてノスタルGさんらしい。笑

少しパネライっぽいガランテもちょっとド派手過ぎて手が出ないですもんね。
オールドクォーツの38SUPERIORがSEIKOの時計では一番好きですね。
ツインクォーツの頃のSUPERIORも好きですけど、38にはかないません。

ってマニアック過ぎてすいませんf^_^;
ではまた^ ^

こんばんはパースさん。
コメントありがとうございます。

いやー、ついうっかりしていつも付けているのを習慣的にして、そのまま行ってしまいました。
セイコーさんに敬意を表してファイブDXにすべきでしたね(苦笑)。

私は、精工舎ファンさんにも書きましたように、セイコーの時計はロレックスと同じく、堅実、堅物、面白みに欠ける、ワクワクしない、ごくまっとうな、普通の…という感じを受けてしまうので、今は今一つ触手が伸びないですね。
ウチの息子にはつい最近、セイコーのクォーツを買ってやりましたが(*´Д`*)。

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