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2015年10月 2日 (金)

『天地真理』はなぜ『渡辺真知子』になれなかったか?(その4)

時計を始めとする物欲ブログなのに、過去にファンだったアイドルの話を延々と展開してしまって、興味のない人には誠に申し訳ない。

さて、『天地真理』はなぜ『渡辺真知子』になれなかったか?の核心を突くと思われる最大の要因を続けよう。



③本人の資質/志向性
『渡辺真知子』ほどの豊かな声量、音域の広さ、繊細な音感があれば、シンガーソングライターとして大成したのはある意味当然の帰結である。
高校生のころから作曲を手掛け、デビュー前にしてすでにヤマハのコンテストで審査員特別賞を受賞している。
彼女は天賦の才能に恵まれたのだ。

時代や環境の変化の後押しの中、この強力な才能を武器にすれば、プロダクションにこき使われることも少なく、自分の主張は充分通せたであろう。
所属したのが業界のドンとも言える絶対的な渡辺プロではなかったのも、彼女には幸いしたことだろう。


一方、デビュー前はフォークシンガー希望であった『天地真理』も高校は声楽科であり、デビュー前にヤマハのコンテストに出場するなど、『渡辺真知子』との共通点も多い。
だから噂されたように歌がヘタなわけでは決してない。
例えば、デビュー前の貴重な歌声を聴いてみるとよく分かる。

Amachimari6             https://www.youtube.com/watch?v=6RnMkwUzro0


また「あの素晴らしい愛をもう一度」を聴いてみるとイイ。
この曲は私も大好きで、カラオケに行くと必ず歌っている。
彼女は丁寧かつ明瞭に歌い、得意のファルセットなども活かし切っている。

Amachimari7             https://www.youtube.com/watch?v=FSipcJFK-cc


また彼女のデビュー曲「水色の恋」は名曲である。
このセンシティブな感情は『天地真理』にしか出せない。

Amachimari8             https://www.youtube.com/watch?v=GwxfzmWSvqo



とはいえ『渡辺真知子』並みのダイナミックな声量には及ばず、また作曲などもこなせなかったために、どうしてもプロダクションの言いなりにならざるを得ず、自分の志向性とは別の道を歩まされても文句は言えなかった。
時代もそれを求めたのは、前回の記事に記したとおりである。



次に、ご本人の性格の違いも大きかったものと推察する。

「人の性格や履歴は、その人自身の顔に如実に反映される」というのが私の持論である。
もちろんかの米国大統領・リンカーンも同じような事を言っているので、あながち乱暴な論ではない。
大人しい人はやはり大人しい外貌だし、優しそうな人は顔が優しい。
逆に乱暴者や犯罪者は、その性向がなんとなく顔に表れている。


『天地真理』の優しそうな表情や素直な態度は、彼女の性格がそのまま表れたものであろう。
一方の『渡辺真知子』、やはりなんとなく気が強く、芯が一本通っているような印象を受ける。
『天地真理』は、ごく普通の恋愛をして結婚して家庭に入ってもおかしくはないタイプである。
『渡辺真知子』は、その豊かな才能を活かして音楽一筋、家庭より音楽が大事という強い信念に裏付けされたタイプである。
実際、『天地真理』は結婚して(その後離婚したが)、一子授かっている。
『渡辺真知子』は独身主義を貫き、今も精力的に各地を飛び回ってコンサート活動を続けている。



これらの両者の資質や性格の違いが、その後の2人の道をかなり違ったものにしたのではないだろうか。
どちらが良いというのではない。
またどちらが勝者というのでもない。

とはいえ、現在のところ充実したコンサート活動を満喫し交友関係も多彩な『渡辺真知子』はとてもハッピーに見える。
外見も現在58歳に相応しく、歳を上手に重ねているようだ。
話のし易い、身綺麗にしているナイスなおばはん!という感じだ。

Watanabemachiko4             https://www.youtube.com/watch?v=GcYkN1YAl44
             https://www.youtube.com/watch?v=Y1LRSBRgnxs



『天地真理』の方は、日本の芸能界の最頂点を一度は極めた者にしては、週刊誌の格好の下衆な話題提供をするまでに落ち、外見も若い頃を全く想像出来ないほど変貌してしまった。
歳を上手に重ねることが出来なかった悲哀を、切実に感じる。
可哀そう過ぎる…。

とはいえ、『天地真理』が絶対的にアンハッピーかというと、それは本人以外誰にも分からないだろう。
なんといっても彼女は、『渡辺真知子』が逆立ちしても絶対に叶わないあるモノを持っているからだ。

(その5に続く)

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