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2016年5月26日 (木)

2016年以降、Paneraiはどこに向かうのか?

Paneraiが今回の発表会で海外パネリスティ達にショックを与えたのは、

・ケース本体の厚みが薄くなり、いよいよスリム化に舵を切った
・SSといえども防水性能が30mで良しとしている
・ラジオミール1940に竜頭ガードを付けたキメラなデザイン

といったところに起因するとみている。
個人的には、インデックスのルミノーバの色がセピア一色になってしまってビンテージ感全開となり、、以前のようなフレッシュな若草色が新製品にはほとんど採用されなくなってしまったのが、新製品に魅力を感じないもう一つのポイントである。



さて、スリム化に関して、ちょうど良い画像がネットにあったので拝借する。
下画像を見ていただきたい。
左は44mm径のP.9000搭載モデル、例えば、PAM00312やPAM00359である。
ここ数年のもっとも戦略的な売れ筋として、注力してきた代表的ラインである。

それが、P.9000を新P.9010に換装することで2.3mm薄くなって、真ん中のケースになる。
売れ筋ラインだけに、スリム化を2.3mmに抑えて従来のエンスージアストの許容範囲を確保しつつも、確実に時代の流れに乗ってスリム化する。
これまで巨大なその厚みに躊躇して来たお客も、これなら多少は許容出来るかもしれない。
防水性は300m据え置きで、スペックダウンしていないのも好感が持てる。

さらに右のケースは今回の新しいライン「Luminor Due」だが、これに至っては厚みは10.7mmと「Luminor 1950」の60%しかないのだ。
思いきったスリム化なのが良く分かる。
防水性能はステンレスケースですらあえて30mで、Cartierの金無垢クラス並みに低い値だ(爆)。
シティユース、ビジネスユースなら日常防水で充分という考えから、わざとそのような値に留めたのだろうか。

Panerainewthickness


スリム化も防水性能の低下も、Paneraiにとっては自己のキャラクターの婉曲なる否定と言えなくもない。
デカ厚時計の本家本元としての存在、そして軍事時計としての輝かしい出自をあえてかなぐり捨てたのが、「Luminor Due」という新製品だからだ。

デカ厚に関しては、何度も述べているようにシティユース、ビジネスユースには全く向かない。
その分、巨大なマーケットを逸しているのは理解出来る。
だからこその方向転換なのかもしれないと思う。

また、そろそろ過去の遺産たる軍事時計の『ネタ』も尽きて来ているのではないか。
いつまでも特殊潜航艇の話ばかりでは、ね…。
しかもあの秒が分からないアバウトな時計で、正確な軍事行動が出来たとは全く思えない(大爆)。
だからこそ、、「Luminor Due」のようなキメラなデザインを出すなどして手を変え品を変え生き残りを模索し始めているのかもしれない。

しかしこういうごく普通の時計を出すということは、それは『Paneraiも普通のメーカーになる』ということにほかならない。
そうすると、そこにはタンクMCやドライブを出してシティユース・ビジネスユースの開拓に余念がないCartierがいる。
ブルガリブルガリやオクトを出しているBulgariがいる。
さらにはOmegaもIWCもBreitlingも負けず劣らず…。



まあ、辛口になったかもしれないが、いずれにせよ今後の既存ユーザー(特にパネリスティ)の反応が興味深いところである。
2016年以降、Paneraiはどこに行くのであろう?

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