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2017年4月 8日 (土)

青山で買い物

少し前の話で恐縮だが、久しぶりに青山に行く機会があり、ついでに以前の記事で紹介した「KENT SHOP 青山」に寄って来た。
前からぜひ欲しかったアイテムが在庫されていたので、即買い。
昔懐かしき「VAN」の紙袋が健在であったのが嬉しい。

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とはいえ、実は私は「VAN」世代では全くない。
「VAN」に代表されるトラッドファッションの洗礼をストレートに受けた世代は、戦後の団塊の世代である。
現在なら70歳前後の男女だ。
彼らはアメリカンなものならなんでも、それこそ思想から言葉から歌から日用品から車からファッションに至るほぼすべてを貪欲に受け入れた。

私がファッションに興味を持つようになった歳頃には、「VAN」以外にも多くのメーカーが乱立してトラッドファッションが溢れ、それ以外のヨーロピアンファッションやヒッピースタイル、アウトドアスタイルなども盛況となっていた。
その頃のトラッドの流行りは、なんといってもブリティッシュトラッドであり、これが私のファッション的根幹となった。
つまりは、一番初めに見た相手を親と思いこむひな鳥の『刷り込み』現象である。
履くなら英国靴だけ…と今だに頑固なまでにこだわるのも、当時の影響に負うところあまりにも大。

私の世代は、ごく平均的な(上流階級だけでなくという意味で)日本人が史上初めてブランドというものに覚醒した世代である。
今は政治活動家になった元小説家の田中康夫が書き、映画化までされ、社会現象とまでなった「なんとなくクリスタル」。
欧米超一流ブランドの品々だけに心の平安を求め、それを激しく希求することが生きる意味になってしまっている、ある意味精神の病に嵌った人達の空疎な日常を描いた私小説だ。

この世代を「なんクリ」世代と言うらしく、私はそういう時代に青春を迎えファッションに開眼した。
そしてこの世代は、不幸にも圧倒的大多数な団塊世代と団塊ジュニア達に挟まれてしまい、ずっと肩身が狭く希薄な存在感を余儀なくされ続けている。


ということで、長くなってしまったので、何を買ったかはまたあとで。
この日のお供は、PaneraiのPAM00103ラジオミール40mm金無垢


それにしても青山通りも、高級ブランドに身を包むカッコイイモデルさんとかコテコテに極めたスタイルの若者が歩いてないねえ…(苦笑)。

猫も杓子も、黒か濃紺のくすんだ普段着っぽいものしか着ていない。
ただの石油化合物の塊りを着て、みんな喜んでいる(爆)。
いわゆるユニクロ化ってのは、かの一世を風靡したオシャレな青山通りにまで蔓延してんのな…(嘆笑)。

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