最近のトラックバック

フォト

« 2018年8月 | トップページ | 2018年10月 »

2018年9月

2018年9月30日 (日)

手植え靴ブラシ収集の旅その6~藤本虎の山羊毛ブラシを受け取る

さて、手植え靴ブラシを収集する旅はまだ続いている。
この夏に、いくつかの店から両手に余るほど購入して来たのだが、それもあともう少しで終わりそうだ。

先日は、浅草雷門にある「藤本虎」に行って、予約してあった手植え山羊毛ブラシを2つ受け取ってきた。
この店からは、その前に馬毛ブラシを2つ購入している。
サービスで、今回もコバ(エッジ)用靴クリーム塗布ブラシをいただいた。

20180930a

20180930b
20180930c



購入したのは手植えの山羊毛ブラシで、ワックス掛けして鏡面仕上げを行う際の、仕上げのブラッシングに使う。
毛丈が40mmと30mmの2種類あって、それぞれ1個ずつ。

20180930d
20180930f



下写真のように、山羊毛の面は江戸屋の山羊毛ブラシに比べてややでこぼこした感じになっている。

江戸屋との違いは、なんといっても価格である。
藤本虎の2個は、合計で税込み12000円ほど。
江戸屋の約1個分である。
つまり江戸屋の方が倍高いのだ。
性能にはそれほど顕著な違いはないと思われるので、コストパフォーマンスからすれば藤本虎のものはお買い得である。

20180930e




この手植えブラシを収集する旅、いよいよ大詰めを迎えていて、あとは「山田刷毛ブラシ製作所」に予約してある山羊毛ブラシを受け取るだけとなった。
出来上がりは10月とのことである。

これを受け取れば、ようやく我が『収集の旅』も大団円を迎える。

2018年9月17日 (月)

私がやっている靴磨き法・後編

4)靴クリーム塗布

いままでいろいろ試してきた靴クリーム。
最近はBriftH、M.モウブレイクリームナチュラーレ、サフィールコードバン用あたりに落ち着いている。

今回はBriftHのものを使った。
そして私は塗布するのに、いつも指で塗っている。
この方法が、一番革に優しく馴染んでくれるように思う。
指の汚れは心配がなく、ぬるめのお湯で洗えば支障はない。

指先に、写真にあるような少量をすくい取って使用。
前面、左右の3つに分けて塗るが、ややたっぷり目に塗っている。

20180916i




5)馬毛ブラシでブラッシング

コードバンの場合は馬毛ブラシを、普通のカーフの場合は豚毛ブラシを使って、よくブラッシング。
江戸屋のブラシを使っている。

少々力を入れて、長めの距離を勢い良くブラッシングするが、同じ個所を執拗に擦るという感じにはしない。
このブラッシングをキッチリやっておけば、次の工程のクリームを布でふき取るのが楽になる。

20180916j





6)余分な靴クリームをふき取り

ふき取り用の布はBriftHで買ったものを使っているが、ここも汚れ取りの時と同じく、Tシャツの端切れでも着古した下着でも全く問題はない。
わざわざ高い価格の布を買う必要はない。

写真に示すように、3回ほどふき取っていると、だんだん布に移って来るクリームは少なくなっていく。
写真下の状態ぐらいになれば、ふき取りはOK。
むしろ、あまり神経質にゴシゴシ擦らない方が良いように思う。

但しワックスなしで光らせたい場合は、布を使って優しくもう少し磨く。
ワックスなしでもかなり光らせることが出来る。
これは靴クリームにもより、サフィールのクレム1925あたりを使えばかなり光るのでおススメ。

20180916k

20180916l



7)アビースティックで表面を鞣す(なめす)

水牛の角であるアビースティックを使って、コードバン革の表面に圧力を加え、表面をなめす。
この作業は毎回やる必要はなく、雨に濡れてしまって表面にシミが出来た時や表面がザラザラしてきた時に行う。

もちろんカーフ革には不要なので、カーフの場合は6)から8)に直行。

20180916m




8)ワックス掛け・その1

いよいよワックス掛けである。
必要な道具は、ワックス、ワックス用布、ハンドラップそして山羊毛のブラシ。

まず一番最初に、クリームで磨き終えた表面にワックスを均一に塗っていく。
私の場合はこの最初のワックス塗付を2回行っている。
使っているワックスと布はBriftHのもの。

いくつか試したが、BriftHのワックスと布が私には一番相性があうようだ。
Alden純正のワックスは、BriftHの長谷川裕也さんによると、クリームとワックスの中間のようで、やや光り具合が悪いらしい。

20180916n




9)ワックス掛け・その2

ワックスを均一に塗布したら、いよいよワックス磨きである。
布にハンドラップから水をごく少量取り、ワックスも少量すくい取って再度塗っていく。
塗りながら磨くという感じ。
そして磨くのはクルクル円を描くように。

これを4~5回繰り返す。



10)山羊毛ブラシと水でブラッシング

ここまででかなり光ってくるので、この先の工程として山羊毛ブラシを使う必要性は、各人の光りに対する要求度合によるかもしれない。
山羊毛ブラシにハンドラップから水をごく少量取り、そのまま山羊毛ブラシで磨く。
山羊毛ブラシがまだ新品に近いうちは、山羊毛のこすれが表面に残り、表面が曇ったりするので注意。
曇ったらまた9)と10)を繰り返す。

そして最後にもう1~2回、ハンドラップの水と布だけで水砥ぎをやるとさらに光ってくるだろう。
メインの工程はここで終了。

20180916o

20180916p



11)靴底に専用クリームを補給

この工程は1年に1~2回で良いと思う。

靴底専用のクリーム、例えば私が使っているのはヴィオラのソールエッセンを、それ専用の布で靴底に塗付する。
そのあと靴底専用の豚毛ブラシで数回磨いてやる。

靴底専用ブラシは高い必要は全くない。
私などは、30年近く前に数百円で買った捨てようかと思っていたものを捨てないで、これ専用に使っている。

20180916t



工程は以上。

なるほど、時計はただ単に買って集めるだけが楽しみで、自分が介在出来る余地はベルトの色を選ぶぐらいしかない。
だから逆に、多くの人は目移りしてしまって次から次へと買いあさってしまうのである。
つまり、時計を自分好みに『育てる』という発想と行動がどうしても出て来にくいのだ。

しかし靴は違う。
買ってからこそが、自分の意思が介在出来る余地が大きいのである。
靴を磨いて綺麗な状態に保つ。
好きな色、好みの光り具合に靴をアレンジしていく。
さらには革そのものを大事に育てる。

私はこの『育てる』という行為にこそ、自分の意思とモノとの交流を感じるのである。


ということで、下に今回磨いたAldenのカラー8コードバン製NSTをお見せする。
まあこの程度に磨き光らせることが出来れば、これからは特に専門業者に頼まずとも十分であろう。

20180916q

20180916r
20180916s

2018年9月16日 (日)

私がやっている靴磨き法・前編

時計の趣味は購入し、収集するのが個人としての精一杯の楽しみ方である。
中を分解して清掃や修理を行ったり、改造しようとする愛好家は少ないであろう。
一方靴に関しては購入し収集するだけの愛好家もいるが、多くの愛好家は自分で靴磨きを行うのが普通である。

この、自分で何かをやって(対象物にアクセスして)自分なりに自分の好みを反映させることが出来るところが、時計とは大いに異なる点である。



さて、靴磨きのテクニックはもはや多くの書物や雑誌に書かれているので、靴好きで知らない人はほとんどいないと思う。
そのため屋上屋を重ねる無粋は十分承知しつつ、私が実践している方法を以下にまとめてみた。
下写真が、私が靴を磨く際に使っている道具たちである。

20180916a




1)コバ(エッジ)の補修

コバ(エッジ)は歩いているうちに汚れたり、削れたり、色が取れたりしてしまう。
ここがささくれ立っていたり汚れているのは、意外に見苦しく感じるものだ。

補修は簡単で、400番の紙やすり(サンドペーパー)でコバの全周を磨いてやれば良い。
その際、紙やすりを革の部分に当てないよう、注意すること。

サンディングしたら、そのあとブートブラックのコバインクを塗っておく。
塗る際にも、インクがたれて革を汚したり、インクを革の部分に塗ってしまわないように注意する。
たれないようにするには、瓶の口のところで押さえつけてインクを絞ってやれば良い。
コバをグルリと全周塗ったら、数分乾燥させる。

20180916b

20180916c




2)汚れ落とし

紐靴は、事前に紐を外しておくと作業がしやすい。
馬毛の長めの毛のブラシで汚れを落とす。
山田刷毛ブラシ製作所の馬毛ブラシは、毛が長くて柔らかくタッチが優し気なのでお気に入り。

20180916d
20180916e




3)ワックス落とし

BriftHで購入した布にブートブラックのハイシャインクリーナをたっぷり取って、それでワックスを落とす。
ワックスを塗っている場合は、この作業が余分にかかる。

布は別にBriftHで買わなくとも、Tシャツや下着を使ってもOK。

ブートブラックのハイシャインクリーナーは、写真のようにガンガン落としてくれるので、とても重宝する。
そのあとM.モウブレイのステインクレンジングウォーターを同じM.モウブレイから出ている専用の布に取って、革表面をクリーニング。
一応2回ほどクリーニングするが、ゴシゴシやるのは禁物。
水で流すような感覚で。
作業は、革表面がつや消しになった状態になればその時点でやめてOK。

長くなってしまったので、以下後編へ。

20180916f

20180916g
20180916h

2018年9月 9日 (日)

手植え靴ブラシ収集の旅その5~宮川刷毛ブラシ製作所にもう一度

先日、またも浅草稲荷町の「宮川刷毛ブラシ製作所」に行って、手植えの靴ブラシを3個購入してきた。
その前に行った時に買った長めの豚毛のブラシがとても良かったので、ここの本格的かつフラッグシップ的な豚毛靴ブラシを買いたくなったのだ。

買ったのは、
・黒豚毛ブラシ…靴クリーム塗付用(主にブラック専用)
・白豚毛ブラシ…靴クリーム塗付用(茶系用)
・黒馬毛ブラシ…靴クリーム塗付用(主にブラック専用、Aldenコードバン用)



「宮川刷毛ブラシ製作所」の靴ブラシは、なんといっても豚毛のものが良い。
コシが強く、そしてしっかり林立している。
また毛先が江戸屋のブラシより長めで、木の部分が靴に当たる心配もなく使いやすそう。

とりあえず3個買ったところ、店主のおばあさんが「もうそれだけ買ったら、一生モノだよ。それ以上必要ないから。」とキッパリ。
本当のことをズバリ言ってくれて、そして商売っ気が全くない。

こういうところが江戸前の職人気質なんだよね。
いつまでも廃れないで残って欲しいものだ。

20180806l_2
20180806m_2

20180806n_2

2018年9月 2日 (日)

BriftHの靴クリームとワックスでAldenのコードバン磨き

今日は、銀座にある婦人靴&バッグの老舗専門店「ダイアナ」が制定した「靴の日」らしい。

ちょうど昨日靴を磨いていたので、磨き終えた我がAldenをお見せしよう。
AldenNYでしか売っていない限定(とはいえNY店の定番)の、カラー8コードバン製High Vamp Loafer#67169である。


私は別に靴磨きを仕事にしたいわけではなく、自分の靴を磨くのに精一杯なので、これぐらい光れば文句なし。
磨きの工程の詳細はそのうちまた改めて書くが、靴クリームとワックスはBriftHのものを使った。

写真の1枚目は、磨いている途中。
まだこれぐらいでは満足せずに、さらに20分ほどひたすら磨いた。
2枚目と3枚目が磨き終えた写真。
昨日は1日天気が悪かったので、写真写りはまあまあ。

20180902a

20180902b
20180902c

« 2018年8月 | トップページ | 2018年10月 »

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ