我が一軍時計、ついにリストラ実施~その1・パネライPaneraiラジオミールクロノグラフPAM00163
あれだけ欲しくて欲しくて堪らなかったパネライPaneraiのPAM00163、入手した時は小躍りしたものだが、2年で売却に至ってしまった。
この間、たぶん10回程度しか使っていないだろう。
そのため、購入した時から状態はほとんど変わっていないはずである。
それほど使わなかったPAM00163だが、使わなかったにもかかわらず案外長く自分の手元にあったような気がしなくもない。
この間、たぶん10回程度しか使っていないだろう。
そのため、購入した時から状態はほとんど変わっていないはずである。
それほど使わなかったPAM00163だが、使わなかったにもかかわらず案外長く自分の手元にあったような気がしなくもない。


では売却に至った理由を挙げよう。
・ハック機能がない
これこそが最大の理由だと思う。
PAM00163はValjoux223という非常にレアかつ古典的なムーブメントを搭載しているので、それが希少価値であり売りでもあるのだが、残念なことにハック機能がないのである。
だから時刻合わせの際に、秒針までをしっかりと合わせることが出来ない。
購入前には分かっていた事にもかかわらず、毎回の時刻合わせで秒針が動いてしまっているのを見るのは、そのつどイライラ感が募った。
私はこういうイライラがとても嫌な性質(たち)だが、実際に日常的に使ってみないとここまでイライラするとは想像しなかったのである。


・使う機会がない
時計を8個も(一時は一軍時計は10個ほどあった)持っていると、すべてを使いこなすまでには中々至らない。
SSモデルとしてカジュアルに使い回すとなると、ここ2年間は完全にロレックスRolexのディープシーDブルーの独壇場であったから、なおさら出番がなかったのである。
PAM00163は40時間程度しかパワーリザーブがないため、使わずに時計ケースにしまってあるとすぐに止まってしまう。
止まっている方が多いので、これでは宝の持ち腐れになってしまう。
同じパネライPaneraiだと、PAM00270という10日間のパワーリザーブがありがたい機種があって、こちらはさて使おうかという時にかろうじて動いていることが多い。
パネライPaneraiは、他に金無垢PAM00103、GMT10デイズPAM00270、ワッフル文字盤PAM00241とあるだけに、4個も要らないのではないかという気持ちが日に日に強くなっていった。
それが2年間に10回程度しか使わなかった大きな理由である。
・黒文字盤がもっさりして時代遅れな感
これはあくまで私個人の感想だが、ロレックスRolexの最新版デイトナのシャープな文字盤などと比べて、黒文字盤のデザインがなんとなくもっさりして時代遅れに見えてしまうのだ。
そうなると、この時計を手に取って「さあ今日はこれをつけて行くぞ!」という気になれない。
これも大きな誤算であり、実際に長く自分の手元に置いてみないと分からなかった感覚である。

・黒文字盤がもっさりして時代遅れな感
これはあくまで私個人の感想だが、ロレックスRolexの最新版デイトナのシャープな文字盤などと比べて、黒文字盤のデザインがなんとなくもっさりして時代遅れに見えてしまうのだ。
そうなると、この時計を手に取って「さあ今日はこれをつけて行くぞ!」という気になれない。
これも大きな誤算であり、実際に長く自分の手元に置いてみないと分からなかった感覚である。


以上の理由から、11月中旬には売却の意思を固めた。
早速中野ブロードウェイを訪問し、大手の並行輸入ショップを5店ほど回って相見積もりを取らせた。
2年間に10回ほどしか使っておらず、綺麗で目立つキズもなく状態はとても良いまま。
測ったところ、日差はほぼ+4秒と素晴らしい性能を維持し、クロノグラフ機能にもなんら問題はない。
保証書、箱、付属品なども全て完備の、完全品だ。
買取価格は以下のとおり。
ちなみに2年前に中古で買った価格を、購入価格とする。
・A店 購入価格の55%
・B店 購入価格の45%
・C店 購入価格の51%
・D店 購入価格の60%
・E店 購入価格の73%
と、まあ、1店を除いて、とんでもなく酷い買取価格の提示である(爆)。
A店は普段の威勢はどこへやら、あまりにもレアなアイテムなので買い取るのをとてもビビった。
レアだからこそ、ここに真っ先に持って行ったのに(苦笑)。
売れないとは言わないが、どれぐらいの値付けが適正なのか、全く見当つかないとのこと(←ホントかぁ?)。
B店とC店は中野でも最大手最有名店にもかかわらず(というと大体どこだか見当つくと思う)、Valjoux223搭載の非常にレアな限定品かつ完備品ということを知らないのか知っていてとぼけたのか、論外な値付けである。
特にこの時計は、2年前にC店で買ったのだが(苦笑)。
こういう店で粘る必要はなく時間の無駄なので、こちらもサッサと引き上げた。
最終的には、最も高い金額を提示してくれたE店に売却。
私は60%が最低ラインと踏んでいたので、73%まで行ってくれたのは上出来である。
なぜならパネライPaneraiはここ最近人気がすっかり剥落してしまったので、値崩れが起こっているのだ。
これ以上値上がりする要因はなく、売るなら早い方が良い。
ということで、PAM00163はすでに私の手元にはない。
売却金は、次の目標のための軍資金となった。
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コメント
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B店は論外ですが購入したC店もひどいですね。
クロノ好きな私なら絶対手放ない銘品なんですが^^
投稿: イワ | 2018年12月11日 (火) 19時29分
こんばんはイワさん、お久しぶり!
今回は、しばらく時計ネタを続ける予定です。
>B店は論外ですが購入したC店もひどいですね。
でしょう?
BもCも、中野最有名店なんですが、シブチンというかこすっ辛いというか、私もあきれ果てました。
そのため、別の日に売った残りの2本はB店には持ち込みませんでした。
C店は、対応した店員がPAM00163に対してあまり知識を有していなかったのか、それともパネライ自体をネガティブに捉えていたような雰囲気でした。
>クロノ好きな私なら絶対手放ない銘品
PAM00163は、確かに銘品ですよね。
レア品ですし。
それをこんな査定しやがってーーー、とB店とC店ではちょっと心中おだやかならずでしたね。
今回、売却に至った経緯を自分なりに考えてみると、もちろんデザイン面からは私も大いに魅かれるのですが、どうも使いこなせていないというか、このままでは宝の持ち腐れというか、私にはあまり必要ないかな…と結論しました。
大昔ブライトリングのクロノグラフを買ったことがあって、そのクロノをほとんど使いこなさずにすぐに売却した経験から、クロノに対しては比較的冷静になれているようです。
大多数のロレックスファンが騒ぐデイトナも、今に至るも買おうと思いませんし。
投稿: ノスタルG | 2018年12月11日 (火) 21時16分