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2019年11月

2019年11月27日 (水)

三陽山長のオーダー靴

ここのところ時計の話題ばかり続いているので、ここらでちょっとタイムブレイク。
久しぶりに、靴の話題でも。


日比谷にある「東京ミッドタウン日比谷」の中を散策していて、2階の「三陽山長」で目を惹く靴の一群に出会った。
それが下の写真↓。

これらの靴はパターンメイドと称するセミオーダーが可能で、
・価格は86000円から
・素材選択可能
・ラスト(足型)は3種類でD、E、Fサイスに対応
・各種オプシュン有り(詳しくはこちら

僕は「三陽山長」の靴はこれまで全く履いたことがないのだが、下写真のようなコンビレザーのリゾートっぽい靴もイイナァ~と思った次第。
夏は右のようなローファーで、リゾート地のホテルの中を闊歩したい。
冬は真ん中や左のような紐靴で、枯れ葉を踏みしめて表参道や外苑あたりを散策したい。
僕のワードローブの中で、靴はもうすでにAldenが大勢を占めているので、これ以上増やすわけにはいかないだろうが・・・、まあそのうち検討してみてもイイと思っている。

Shoes21
Shoes22

2019年11月24日 (日)

ブレゲのほかにも・・・雲上ブランドを検討

さらにブレゲBreguet以外の、いわゆる時計界の三大雲上時計を含め5つのブランドを検討した。
三大雲上とは、<パテック・フィリップPatekPhilippe>、<ヴァセロン・コンスタンチンVacheronConstantin>、<オーデマ・ピゲAudemarsPiguet>の3つである。
あと2つは<ランゲ&ゾーネLange&Soehne>と<ジャガー・ルクルトJaegerLecoultre>。


これら5つのブランドは、誰もが認める機械式時計の最高峰中の最高峰。
しかし、いろいろ見て比較検討するに及び、

・文字盤や針のデザインが、僕の好みとかなり異なるものが多い
・全体的にケースがやや小ぶりな印象
・全てについて防水性能とパワーリザーブにつき、物足りない
・耐久性や耐衝撃性の面で不安が残る
・パテックやオーデマのステンレス製スポーツタイプのアイテムは、予約が不可欠、しかも数年以上待ち
・価格があまりにも高すぎる

という多くの難問が浮かび上がってきた。
資産家でも成金でもない、ただの末端サラリーマンのなれの果てにすぎない僕がかろうじて買えそうな価格帯には、悲しいかな僕が欲しいと思うようなデザインや機能はほとんどない。
またとびきり高いにもかかわらず、防水性とかパワーリザーブ時間とか耐衝撃性に対しても満足いくようなモノは中々ない。
そのため、ここに至るまでそれぞれ何度かブティックやデパートの売り場を訪問していたのだが、今後は検討を中止するという結論を出した。


1つだけ、並行輸入店でパテックフィリップのカラトラバ(但し中古)を試着してみた。
例によって試着の時の写真は取り忘れたのだが(苦笑)、最もベーシックかつクラシカルなアイテムを選んだ。
僕のことだから、もちろん『デイト表示』付きのモノ。
カラトラバといえばパテックの代表的アイコンの1つなので、これを『上がり時計』にしても良いと思えた。

デザイン的には、ケース外周にギョーシェ彫りを施してあり、文字盤がローマ数字であり、また針の形状もシャープで、全体的にとても気に入った。
しかし37mm径は、さすがに小さすぎ。
しかもこのアイテムの場合、長短針の長さにそれほど差がなく、時間が読み辛い。
あとこのタイプのモノは、もはや中古でしか手に入らないし・・・。
ということで、これも試着だけで納得して却下。

Pp13
Pp14





ラストに検討したのは<ブランパンBlancpain>である。
これは複数の百貨店の時計売り場を回っただけでなく、銀座のニコラスハイエックセンターのブティックまで出かけて試着するに及んだ。
試着したのは以下のアイテム達。

Blancpain1_20191121151501
Blancpain2_20191121151501

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Blancpain5_20191121153501





特に一番下、ヴィレルシリーズのコンプリートカレンダームーンフェイズ付きハーフハンター(6664-3642-55B)は文字盤にギョーシェ彫りが施されていることもあって、かなり買う気満々になった。
ズバリ!、この時計は素晴らしいの一言!!
防水性こそ日常生活レベル(30m)なので心許ないが、パワーリザーブは70時間ある。
文字盤の数字は大好きなローマン数字で、ケース径も40mmとまずまず。

しかし、である。
ブランパンのドレス用時計(ヴィレルシリーズなど)にはハック機能が付いてないのだ。
そして文字盤に秒表示目盛りがなく、内周の日付の数字が秒の読み取りを紛らわしくしているのも、神経質な僕としては気になった。
また裏蓋が懐中時計のようにパカッと開くのだが、かえってこのようなギミックが邪魔に感じられた。
この裏蓋には彫り物やブランド表示などが何もないため、裏蓋そのものはちょっとチープな感じも否めない。

このように気になる箇所がたくさんあるようでは、後々嫌になって後悔する可能性がないとは言えない。
嫌になって買い取りに出して、一気に半額以下でしか売れないのも何となく興ざめ。
ここは慎重にも慎重を期すべきだろうと思い、9月10月と約2ヶ月真剣に思い悩んだが、結局このアイテムはペンディングすることにした(却下ではないよ、一応)。

但しハック機能なしとか低い買い取り価格を気にしない人なら、この時計は文句なくオススメする。
実物の質感は素晴らしいモノがあり、手に取った時の存在感は半端ない。
ムーンフェイズの顔も愛嬌があってチャーミングだ。
だから一応、購入候補に将来再浮上して来る可能性も今は残しておこう。

Blancpain6
Blancpain7




以上のような試行錯誤を経て、僕の雲上時計への旅は一旦頓挫してしまった。
しかし今回の、三大雲上やランゲとかブランパンを対象とした比較検討ではっきりと分かったことは、

・防水性能は、最低で100m
・パワーリザーブは、最低で70~72時間
・多少手荒な扱いでもびくともしない頑丈さ、耐久性、耐衝撃性を備えていること
・ケース径は40~44mm

をクリアーしたものでないと、僕的には満足しなさそうだということである。
これって、実はこのブログが始まった当初から、僕が散々書いてきたことじゃん。
となると、な~~~んだ、やっぱりロレックスRolexしかないじゃんか(大爆笑)。

でも、欲しいロレックスは正規店では中々(というより全く)手に入らないんだよねぇ・・・。
この入手難ゆえに、雲上を含めた他のブランドに視野を広げようとしたのだが、却ってロレックスに回帰するような結果となってしまったではないか(大苦笑)。

思うようには中々買えない今、さあてこれからどうすべぇか・・・。
(この一連の話、12月上旬までもう少し続けます。この後唐突に、思わぬ展開も待ってましたし(爆)。)

2019年11月19日 (火)

買う気満々でブレゲを見に行った

少し前になるが、銀座にあるニコラス・G・ハイエックセンターに行って、ブレゲBreguetを見て来た。
対応してくれた店員さんに慮って遠慮したので、残念ながら写真は1枚も撮っていない。
以下の画像は全てネットにある写真を拾って貼っているので、ご容赦願いたい。

Breguet17
Breguet18




さあ、いよいよ僕も昔からの憧れである念願のブレゲに行くか!?
出してもらったのは以下のモデル。

まず大本命の7337BR
事前にネットで下調べを行い、買う気満々(爆)。
4種類のギョーシェ彫りが素晴らしい。
このギョーシェ彫りを見ているだけで、ウットリしてしまう。

オフセットされた文字盤に、ブレゲ針とローマン数字。
ムーンフェイズ表示そして日と曜日表示がつく、マルチカレンダー機能だ。
秒針はスモールセコンドで、これも文字盤の中でオフセットされた位置にある。
こういう一見エキセントリックなデザインも大好きだ。
但しハック機能なし。
そして、現在は生産中止になったとのこと。

Breguet11
Breguet12



ところが意外なことに、実際に腕につけてみたら39mm径なのにやや小ぶりな感じ。
下写真↓は他人の腕を引用させていただいたが(僕はこんなに毛深くはない)、こういう感じでやや小さい。
そしてここが最も重要なのだが、素晴らしいギョーシェ彫りもムーンフェイズ表示やカレンダーも、僕のように老眼が進んでしまっているジジイにはとても見辛かったのだ!
これは予想外の展開!!
今では少なくなった顔が描かれたムーンフェイズなのに、その顔も目盛りもかすんでしまってよく見えない(汗)。

普段このアイテムを眺めている時は、カタログとかネットの画像を見ている。
その場合は、素晴らしいギョーシェ彫りをアピールするために拡大されているので、見辛くなかったのだ。
しかし実物は、僕には物凄く見辛かった。
ここに気がつかなかったのは、大いに迂闊!!
そして時計を選ぶ際は、必ず実物を見てそれを腕に巻いてみてから、自分の服装や腕の太さ、雰囲気等トータルを加味して考えるべし・・・というごく基本的な事を思い知らされたのであった。

Breguet13




長年、最後の一本として大本命視してきた7337BRだが、熟慮の末購入をやめることにした。

他には、7787BRと5707BA「ロシア皇帝ツァーリの目覚め」を見せていただいた。
7787BRは、デイト表示がないのが僕には物足りない。
秒針も、ブレゲの場合はハック機能がないため、使っているうちに正確な時刻合わせが出来ないことにイライラしそう。

5707BA「ロシア皇帝ツァーリの目覚め」はデイト表示と24時間表示があるのが便利なのだが、如何せんムーンフェイズがないのが惜しい。
また「ツァーリの目覚め」と名付けられているようにアラーム機能がついているのだが、このアラームの音も『ジリジリジリジリ・・・』と僕には騒々しく無機的に感じられた。

そのため、これらの2つも残念ながらパスすることを決断。

Breguet14
Breguet16




下写真↓の7137BAは、訪問した時点(9月末)でハイエックセンターには在庫なしとのことだったので、実物を見ていない。
ただこのアイテムも、冷静になって考えると、使っている間に秒針がないのが気になってくるような気がする。
大きなパワーリザーブ表示はあるにせよ、時分針だけだと動いているのかどうか、僕だときっと不安になると思う。


Breguet7_20191101180601




ハイエックセンターでしばらく(1時間ほど)ブレゲの様々な時計に囲まれていたのであるが、もう一つ僕にはハタと思い至ることがあった。
ブレゲ針とローマン数字の取り合わせは、これこそまさにブレゲという象徴的で精緻なデザインである。
しかし、なんとなく今の時代には大人しすぎるというのか、クラシックすぎるというのか・・・、こじんまりと完成され過ぎた感が否めない。
本来なら文字盤のローマン数字が大好きで大好きでしかたがない僕にもかかわらず、時代的な流れから取り残されてしまう感が沸き起こり、意外にもワクワク出来なかったのである。
だからこそ近年のブレゲは、従来からの古典的ともいえるクラシックシリーズだけではなく、トラディションシリーズとかマリーンシリーズの方向にも力を注いでいるのだろう。


ということで、ブレゲに関しては長年の憧れではあったものの、これからの僕が求めるモノとは少し乖離があるように思ってしまった。
このような試行錯誤を経て、ついに僕はブレゲの誘惑から辛うじて脱することにした。

(ブレゲ大好きな方々には申し訳ない文章と結論であるが、決してブレゲを貶めているのではなく、あくまで僕個人限定の今現在の感覚・感情との乖離によって、このような結論を出したということをお含み置き下さい。)

2019年11月17日 (日)

オーディマピゲの展覧会「時計以上の何か」・後編

オーディマピゲの展覧会では、「ラボ」と称して最新作である「CODE 11.59 by Audemars Piguet」のコレクションを試着させてくれた。
またスイス本社から派遣された時計技師が、10名ほどの参加者相手に対話型でデモンストレーションし質疑応答に応じた。
このコーナーも事前予約的に参加者は並んでいたのだが、僕達2人は優先的にすぐに中に入ることが出来た。
全く至れり尽くせりだ!!

見せてくれたのは、以下↓のアイテム。

Audemarspiguet32
Audemarspiguet33



当日の我が左腕の相棒は、残念ながらオーディマピゲではなくロレックスRolexのディープシーDブルー
あたりかまわず、一緒にパチリと撮ってしまった(爆)。
とはいえ、他の参加者達もカルティエCartierあり、ロレックスあり、特にオーディマに拘っている様子はなかった。

また10名ほどの参加者達の質問とか話が、濃い~のなんの!
ある参加者は、予約してから4年も辛抱強く待ってようやく念願のロイヤルオークを手に入れたそうだ。
参加者のほぼ全員が欲しがったのが、上写真↑にあるレプリカのムーブメント模型。
この模型は実際に動くらしい。
あと、オーディマピゲの置き時計とか掛け時計を、これもほぼ全員が欲しがった。
残念ながら現在では生産を止めてしまい、在庫もすでにないそう。

Audemarspiguet34

 


次に別ブースで、ギョーシェ彫りを行う機械を見せていただいた。
綺麗にギョーシェ彫りしたサンプルも見せてもらったが、目を見張るほど素晴らしい。
手間のかけ方が半端ない。

Audemarspiguet35




さらに今度は、実際にピンセットとドライバーを持っての簡単な体験実習。
1人5分ほどかかるので、やりたい人でけっこう混雑していたのだが、ここもすぐにやらせてもらえた。

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実習は3つ。
・専用ドライバーを使って微小ネジの開け締め
・専用ドリル工具による真鍮サンプル表面への文様彫り
・サンドペーパーを使って真鍮サンプル表面のヘアライン仕上げ

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そして、自分で加工した真鍮サンプルを持ち帰っても良いようになっていた。
いただいたのは、特製ミニバッグ、パンフレットそして実習で作った真鍮サンプル。
ヘアライン仕上げはある程度満足行く出来映えだったが、文様彫りはドリルの先と真鍮サンプルの間の距離感が最初掴めなくて苦心した。
下写真の真鍮サンプルで、ヘアライン加工は僕自身がやったモノ、文様彫りはプロの手際。

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Audemarspiguet42
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ということで、3回にわたってオーディマピゲが主催した展覧会「時計以上の何か」のレポートをお送りした。
何度も書くが、最初から最後まで至れり尽くせりの最上級のもてなしをいただき、感謝に堪えない。
本当の一流ブランドというものは、ここまでやれる『底力』があるのだということを痛感した次第。
まさに、3大雲上時計の一角を占めるに相応しい実力である。

当日のスタッフの皆さん、特に2時間以上の長きにわたりずっと丁寧に解説し、我々の荷物まで持ってくれながら付き添っていただいた解説員の方、千載一遇の貴重かつラグジュアリーな体験を誠にありがとうございました!

(この項目、これにておしまい)

2019年11月13日 (水)

オーディマピゲの展覧会「時計以上の何か」・中編

お次は、オーデマピゲの通常ラインの変遷。
1920年代のクラシックなフォルムから、2019年まで約100年にわたる変化が見れる。
オーディマピゲにもトノー型(1918年製品)があったのは新鮮な驚き。
このトノー型の方が、文字盤の秒表示が他社のものより奇抜でカッコイイような気もする。

Audemarspiguet19
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こちらは1970年代から1990年代。
ようやく見慣れたラインナップになってきた。

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下↓は、1978年に発表した世界最薄ケースに収められたパーペチュアルカレンダー。

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1986年に発表した世界初のトゥールビヨン搭載自動巻きウルトラシン(ケース厚み5.3mm)。

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現代のオーディマピゲを代表する「ロイヤルオーク」は、1972年の登場。
下↓が初代ロイヤルオーク、ラグジュアリースポーツモデルの先駆けの一つ。

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ここからは、ほぼ現行アイテム達。
ロイヤルオークシリーズが、現在のオーディマピゲの中核となっている。

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現行の中で気に入ったアイテムをピックアップしてみた。
2018年発表のロイヤルオーク・パーペチュアルカレンダー。
プラチナ製で、世界最薄の自動巻き。
文字盤の濃いブルーが落ち着きを醸し出している。


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こちらは↓、文字盤のスモークブルーが深みを持ってとても綺麗なロイヤルオーク。
チタンとプラチナ製。

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2018年、ミレネリー・フロステッドゴールド、オパールダイヤル。
文字盤はさすがにオパールと謳っているだけあって、超絶に綺麗。

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ラインナップのラストは、2019年に発表された最新作。
「Code.11.59 by Audemars Piguet」。
ラッカー塗装されたダイヤルとカウンター、ガルバニック成長(電解加工)によるゴールドのアプライドロゴ。
インナーベゼルもラッカー塗装。

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ということで、ようやく展示品の概要を紹介した。
とはいえ、これだけでも当日の出品物の半分以下である。
ご覧のように、オーディマピゲの本気が分かる、まさに展覧会という言葉に相応しいイベントであった。

そして今回の展覧会の目玉とも言える、金属の表面に文様を入れる実習があったので、それに参加した。
あと、スイス本社から派遣されてきた時計技師の解説とか試着のコーナーもあった。
その辺の話は、次の後編に書いてみよう。

(後編に続く)

2019年11月10日 (日)

オーディマピゲの展覧会「時計以上の何か」・前編

では、オーデマピゲAudemarsPiguetが10月19日から11月4日まで六本木ミッドタウン内で開催していたイベントの様子(詳しくはここも参照)を、僕が拝見した範囲でご紹介する。
全くもってラッキーの連続でこの展覧会に招待され、VIP待遇で2時間にわたって詳細な解説を受けたことは前回記事に書いたとおり。


展覧会は予約制で、銀座から僕達が到着した時は入り口に50人ほどが列を作っていた。
その行列をすっ飛ばしていきなり入り口に招かれ、そこで専任の解説員の方を1名つけてくれた。
この方はとても親切丁寧に各ブースを解説してくれて、しかも2時間の長きにわたって僕達にずっと付き添ってくれたのだ(僕達の荷物まで持ってくれた)。
もうこれだけでも、最高の「お・も・て・な・し」であった。

展覧会会場は12のルームに分かれていて、各ルームは円形に配置されていた。

ROOM1    「起源:ジュウ渓谷」
ROOM2    「起源:創業者一族」
ROOM3&4    「複雑時計」
ROOM5    「職人の技」
ROOM6    「時をデザインする」
ROOM7    「ラボ」
ROOM8    「ロイヤルオーク」
ROOM9    「タペストリー ギョシェダイヤル」
ROOM10  「 CODE11.59 バイ オーデマピゲ」
ROOM11&12「data anatomy for Audemars Piguet」

そして展覧会会場の中央には、代表的キャリバーのいくつかが各パーツに細かく分解されて展示されていた。

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分解されたキャリバーを眺めてから、「起源:ジュウ渓谷」と「起源:創業者一族」のルームへ。
Audemars家とPiguet家がどのように密接な婚姻関係を結んでいるか、膨大な家系図で示してある。
僕が所有するHuberの懐中時計を作ったと思われるMeyran家も、両家と密接に姻戚関係を結んでいるのがわかりとても興味深い。

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オーディマピゲの創業者、ジュール=ルイ・オーディマが時計製作の修行期間を経て卒業制作として作った懐中時計↓。
18Kイエローゴールドのケースに、ミニッツリピーターとパーペチュアルカレンダーのムーブメントが組み込まれ、しかも秒針は現在のデジタル時計のように1秒1秒飛ぶデッドビートセコンドを備えている。
これが、そもそもの原点といっても良い逸品。

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創業期の展示品は、上記卒業製作品にも以外懐中時計のオンパレードで、貴重で眼福この上なし。
懐中時計好きには、垂涎の逸品ばかりだ。

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創業当時使っていたという作業台、工具、資料などが展示されていた。
あと当時の工房や作業中の様子などのポートレイト。

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このあとは、近代的な腕時計の時代になる。
全部はとても紹介しきれないので(写真もさらに大量になってしまうため)、アイテムを絞ってかいつまんでご紹介しよう。

「複雑時計」からスタート。
これ↓は1921年発表の世界最小のリピーターウォッチ。
一点物のペンダントウォッチで、1922年に米国ティファニーに輸出されたモノだそう。
プラチナ製で、ファイブミニッツリピーターである。

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下↓は1923年発表の、プラチナ製パーペチュアルカレンダー、ミニッツリピーター。

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1934年発表のタキメーター付きクロノグラフ。
このあたりから本格的に懐中時計から腕時計に進化。
ブレゲ針とブレゲ数字が良い雰囲気だ。

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これ↓は1955年発表の、世界初の閏年表示付きパーペチュアルカレンダー腕時計。

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ぐっと近年になり、2002年発表のエクエーションオブタイム付きパーペチュアルカレンダー。
デザインはさらにモダンになって、ここまでくるともう現代の複雑時計の顔になる。

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2013年発表のミレネリー・ミニッツリピーター。

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いよいよロイヤルオークの登場。
2013年のロイヤルオークオフショア・グランドコンプリケーション。
部品点数が648、組み立てにはベテラン時計技師でも半年から8ヶ月ほどかかるそう。

下のロイヤルオークは2015年発表のパーペチュアルカレンダー。
ロイヤルオーク、複雑機能というオーデマピゲを象徴する2つの特徴を完全に網羅したものだという。

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Audemarspiguet17




ここまでで、まだ半分ほどしか紹介出来ていない。
かなり長くなってしまったため、ここで一旦切って、次の記事に分割することにする。

(中編に続く)

2019年11月 6日 (水)

奇跡的に遭遇!!これが超一流ブランドのお・も・て・な・し

一昨日11月4日は東京都中央区のお祭り最終日だった。
僕もウチのカミさんに誘われて、日本橋にお祭りを見に行った。
日本橋では日本橋界隈のお堀を中心とするミニクルーズ船に乗って、20分ほど船遊びを楽しんだ。
それ以外にもスタンプラリーとか講演会とか即売会など。

当日の左腕の相棒は、船クルーズにピッタリのディープシーDブルー一択。

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20191104b




そしてこの日は中央区内限定でバスのフリー乗車が出来たので、ちょっとしたバスツアーを楽しむことにした。
日本橋から銀座経由で終点の晴海まで行って、それからまた日本橋まで戻ってくる予定である。
ところがである。
来たバスに乗ったら、満席で座れない。
次の停留所の銀座西6丁目で何人かが降りたので、すかさず2人分席をゲット!!

・・・のつもりが、一番奥の席しかあいておらず、しかも隣にちょっと風体のおかしな人物が座っていたのである。

この、おかしな・・・というのは、チンピラとかヤクザというのではなく、レゲエのオッサンのような風体だったのだ。
日本橋から乗った時は車内が混んでいたので、全く気がつかなかった。
万が一にもオッサンの匂いが移ったりするのだけは勘弁だったので、速攻で下車を決断。
普段と違って祝日のイベントバスなので、ゆっくり銀座西6丁目の停留所に止まっていてくれたのが幸いし、無事に下車。

そうしたら、である。
目の前になんと!オーデマピゲAudemarsPiguetの銀座ブティックが~~~~~!!

これまで僕はオーデマピゲにはあまり興味がなかったのだが、以前「すき焼き接待」の正規店があることを記事にしてから(記事は「時計に関し最近思う事」を参照)、お客を大切にするブランドとして興味があった。
ああ、このブランドだったなぁ!!
そしてブティックの正面壁面に燦然と輝く「AP」の文字をかたどったレリーフ。
これは何かのお導き、ぜひブティックに入るべきでしょう。

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というドタバタを経て、オーディマピゲの銀座ブティックに入った。
店内には、一家総出のような大人数の中国人家族と、カップルその他数組がいて、いずれも商談中の雰囲気。

すぐに店員さんが僕達のそばに付き添って対応してくれたので、僕はロイヤルオークの新作でも見せてもらおうと思った。
そうしたら、ウチのカミさんが、オーディマピゲが六本木ミッドタウンで現在開催している展示会について聞いたのだ。

この展示会、今日が最終日(11月4日まで)と判明。
そして行く希望があるなら、このブティックから専用の送迎車が出ますのでと言ってくれた。
送迎車はちょうどラッキーなことに、あと数分で出るらしい。
毎回1時間に1~2本の割で巡航しているらしく、運良くその時間にジャストタイミングだったというわけ。


まだ1本も買ってない、ただの一見客にすぎない僕達なのに、なんともはやとんでもなく素晴らしいサービス。
展示会を見たいと所望する客に対して、一見であろうと太客であろうと、分け隔てしない。
これこそが、お客に対するホスピタリティであろう。
100万円以上の大枚はたいて買ってもハンカチ1枚すらプレゼントしない、そしていつ行っても「ただ今在庫はありません」一本槍のどこかのブランドとは、月とすっぽんであると実感。


2分ほどして、ブティックの裏手に送迎車が到着。
乗り込んでみたら、展示会希望の客は僕達だけだったのだ。
まさに専用送迎車と専用ドライバーによる、銀座から六本木まで貸し切り状態の展示会行きであった。
さすがにワインやシャンパンは出ませんが(爆)。

下写真は、いただいた展示会のパンフレットを送迎車内で見ているところ。
右端に専用ドライバー氏が映っている。
それにしても、まさかオーディマピゲの展示会にこういう形で行くとは思っても見なかった。

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オーディマピゲの展示会は、六本木ミッドタウンの庭園に臨時に建てられたパビリオンで開催されていた。
とんでもなくお金をかけた素晴らしい展示会である。

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そして、またまたなんと!!、僕達2人には現地で専任の解説員がついてくれた。
さらに、50人ほど並んでいた行列とは別にVIP客としてすぐに入場させてくれたのである。

結局展示場内では、最後までずっとVIP待遇だった。
優に2時間かけて展示場の各ブースを懇切丁寧に説明してくれて、もう至れり尽くせり。

なんという、素晴らしい日!!
こりゃあ、日本橋から乗ったバスにいたレゲエのオッサンに大感謝しなければ!!
彼がいなかったら、急遽途中で銀座下車してこういうスケジュールにはならなかったのだから。



この展示会の詳細は、続けて次の記事に書く予定。
撮った写真が山のようにあるので、まずそれから整理しないと。
そして本来なら、次の記事はブレゲBreguetに関する話題だったのだが、これは来週以降にするのでこちらも内容濃いのでお楽しみに♪。

2019年11月 3日 (日)

超絶時計を拝見して来た

前々回記事に予告したように、先日日本橋三越の時計売り場に行って、超絶時計を拝見してきた。
この時計を見るには、予約が必要。
全世界に数十本しかなく、日本には2本しか入荷していないらしい。
そのうちの貴重な1本を拝む機会に恵まれたことは、眼福の限りであった。

担当の方を訪ねたら、別室に案内された。
商談室だろうが、落ち着いたインテリアでしつらえられ外部の音が一切入ってこない静かな部屋である。

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本日のお目当ては、これ↓。
先日開催された第22回「三越ワールドウォッチフェア」(8/21~9/3)で見損なった、例の超絶なボヴェBovetの地球儀を時計の中に入れた逸品だ。
名称は「リサイタル22 グランドリサイタルトゥールビヨン」、税抜き5500万円もする。
僕には絶対に買えないようなシロモノであり、担当の方のご厚意がなければ、一生真近に見ることは叶わなかったことだろう。
この時計の詳細は、https://tokei-search.jp/tokei-search/brandnews/7247/で見ることが出来る。

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この時計、凄いのは地球儀やトゥールビヨンの表側だけでなく、裏側も。
裏側にパーペチュアルカレンダーの全てが仕込まれている。

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ボヴェの時計は、もう一つ拝見する事が出来た。
下↓のものもトゥールビヨンが仕込まれていて、文字盤のブルーがとても綺麗である。
北半球と南半球の月の満ち欠け(月齢)が表示され、価格は3000万円以上。

これらの2つの時計が並ぶ様は、壮観であった。
ほぼ9000万円がテーブルに載っている!

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当日の僕の左腕の相棒は、ロレックスRolexのディープシーDブルー
ウチのカミさんは、僕のカルティエCartierPasha38mmSSをつけていた。
そして、ボヴェの超絶時計達と一緒に撮らせていただいた。

ついでに話のネタに、フーバーHuber1920年代懐中時計も持参した。
そうしたら、懐中時計大好きな別の担当者の方も呼んでくださり、じっと聴いているカミさんそっちのけで3人で熱い時計談義に発展。
このHuber製懐中時計をいろいろ見ていただき、これが1920年代ドイツ製であることに間違いなく、しかもムーブメントを実際に作ったのはたぶんC.H.Meyranであろうということまで分かった。
この話は、すでに前々回の記事に書いたとおりである。

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お二人の担当者の方と僕とで、時計談義が白熱して様々な時計の話題になったが、ラストにフィリップ・デュフォーPhilippeDufourが2000年代に製作した時計、「シンプリシティ」も拝見する事が出来た。
この時計は34mm径と今ではやや小ぶりなのだが、ずっしりした質感はさすがのプラチナ製。
文字盤の表情はシンプルそのものだが、裏を見るとその精緻なムーブメントが素晴らしい。

結局2時間以上この部屋で時計談義していて、時間が経つのが全く気がつかなかったほど。
ということで、有り余る眼福と楽しくも貴重なひとときを提供していただいた株式会社シェルマンの担当Sさんのご厚意には感謝、感謝である。
Sさん、誠にありがとうございました!

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