5月以降も多難な様相
ロレックスRolexとパテック・フィリップPatek Philippeは、今回の武漢コロナウイルス騒動のせいで今年の新作発表を当面しばらく延期もしくは中止するらしい。
ヨーロッパでは4月中旬になっても本格的な収束のメドが立っておらず、引き続き5月以降もパンデミックは続く模様で、多難で深刻な様相を呈している。
両社ともスイスの工場を閉鎖したままなので、新作を含む製品製造は完全にストップした状態にあるようだ。
もし仮に、発表が遅れている2020年の新作を2021年1月のバーゼルワールドで発表するとなったら、2021年の新作は2021年5月のバーゼルで発表することになろう。
と言うことは、この変則的なインターバルは開発や販売に少なからぬ悪影響を与えるだろう。
さりとて、2021年1月開催予定のバーゼルワールドを待たずに2社が独自に発表するとなったら、バーゼルワールドの存在意義は限りなく小さなモノになって行こう。
さらにパテック・フィリップでは、今年から欧米の主要正規販売店でオンライン販売(ネット通販)を解禁するとのこと(日本ではやらない)。
これにロレックスも追従するのかどうか?
ロレックスの方はたぶん追従しないと、僕個人は思っているが・・・。
機械式時計業界にとってかつてないほどの危機に直面している現在、今年から来年は多くのメーカーの存亡に係わる大変動の時代となろう。
どういうふうになっていくのか、機械式時計ファンなら固唾を呑んで見守る以外に手はなさそうだ。
こういう大変な時代であるが、先週まで満開であった桜や愛用の時計を愛でながら、いつも心の中を平穏に過ごしたいモノである。
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