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2020年10月

2020年10月25日 (日)

気になったので計測してみた・その2

その2として、今度はロレックスRolexのプロフェッショナルモデル(スポロレ)を計ってみよう。
いかなる数値が出るか?


ディープシーDブルーref.126660

公称値:70h
1回目:69h22m
2回目:68h58m
平均値:69h10m

ムーブメントは3235で、パワーリザーブの公称値は70時間である。
意外にも、2回の平均が69時間10分と、50分短かった。
Dブルーは公称値を上回れず、とても残念だ。

Rolexdeepseadblue49_20201025023701
Rolexdeepseadblue50_20201025023401
Rolexdeepseadblue60_20201025023601

 



シードゥエラー赤シードref.126600

公称値:70h
1回目:73h4m
2回目 : 73h48m
平均値:73h26m

ムーブメントはDブルーと同じく3235で、公称値は70時間。
2回の計測の結果、赤シードは予想を上回って70時間を3時間以上も大きく更新し、平均値で73時間26分という期待以上の高い値を叩き出してくれた。
僕が所有する一軍時計の中で、もっとも優秀な成績である。

Dブルーと同じムーブメントを搭載しているのに、Dブルーより4時間以上の大差を付けることが出来たのは、 これが単なる個体差なのか、赤シードの特性なのかは不明。
ひょっとして、この赤シードは購入後ほとんど使われていない状態のまま今も保管しているという事が何らかの良い影響を与えているのかもしれない。

Rolexseadweller12660022
Rolexseadweller12660031_20201025024001
Rolexseadweller12660018




GMTマスターⅡ赤青ペプシref.126710BLRO

公称値:70h
1回目:72h3m
2回目:71h53m
平均値:71h58m

ムーブメントは3285で、最新鋭の32系統である。
こちらも公称値は70時間。
2回の平均で71時間58分と、公称値をほぼ2時間上回る非常に優秀な記録を出してくれた。

Rolexgmt126710blro69_20201025025001
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Rolexgmt126710blro81_20201025025001




GMTマスターⅡ旧青黒バットマンref.116710BLNR

公称値:48h
1回目:47h34m
2回目:47h41m
平均値:47h37m

黒バットマンのムーブメントは、旧型の3186である。
よってパワーリザーブの公称値は48時間。
これに対し、2回計測した平均値は残念ながら30分ほど短めの47時間37分であった。

使ってみての感想だが、48時間では正直言って短過ぎるように思う。
実際、旧バットマン黒は2日で止まってしまい、複数の時計持ちには止まる頻度が多すぎる。

Rolexgmt116710blnr35_20201025024201
Rolexgmt116710blnr38_20201025024201
20200830d_20201025024401



ということで、プロフェッショナルモデル4アイテムは、概ね良好であった。
特に赤シードは群を抜き、ついでペプシが続いた。
残念ながら、Dブルーと旧黒バットマンは公称値に及ばず。
またロレックスRolexのプロフェッショナルモデルの計測値は、パネライPaneraiの40mmラジオミール金無垢(ムーブメントはゼニスZenith)やカルティエCartierのタンクアメリカンやパシャ38mmSSよりも、2回の計測値にバラツキがやや大きいように感じた。


ということでパワーリザーブ性能につき、(暇人ならではの)ミニ実験をやってみた。
結論的に僕の感覚では、やはりパワーリザーブは最低60時間、出来れば70時間をクリアして欲しいというのが偽らざるところ。
その条件が、これからも時計を買う際の選定条件になる。

(この話題、これにてお仕舞い)

2020年10月18日 (日)

今年の三越ワールドウォッチフェアに行って来た

第23回三越ワールドウォッチフェアがこの10月14日から日本橋三越本店6階で始まったので、初日に行って来た。
フェアの詳細は、第23回 三越ワールドウォッチフェア|日本橋三越本店』 https://premium.lavida.jp/wwg-page/wwf)を参照の事。

今回はぜひ見てみたいアイテムが1つだけあり、事前にそのアイテムが展示されるかどうかをブティックに問い合わせ時間を予約してから見に行った。
このアイテムに関しては、まだ買うか買わないか迷っている最中なので、ここで詳らかにすることはご勘弁願う。


三越もこのイベントにはリキを入れているようで、6階への上がり下りのエスカレーターは側面が「WORLD WATCH FAIR」のロゴ入りで、お客にアピール。

20201014a




会場の6階は、イベントだからといって特別な装飾などはなく、いつもの時計売り場と変わらずの構成でそこに新製品が並んでいる。
初日(水曜日)の午後遅くで、人出はそこそこ。
7階にも会場が作られていて、こちらは今回のフェア用に装飾され歴史的に価値のある特別な時計が多数展示されている。

20201014b




7階に展示されていた歴史的アイテムをいくつか撮影したので、ご紹介しよう。
写真の上から順に
・日本海軍委託軍艦船舶用超精密時計(マリンクロノメーター)
・江戸時代後期の二挺天符目覚付袴腰櫓時計
・江戸時代後期の円天符暦付枕時計

マリンクロノメーターは大英帝国の植民地開拓に陰ながら大いに力を振るったほど有名だし、二挺天符の時計は時代劇映画なら必ずと言ってイイほど出てくる。
枕時計というのは置時計らしく、今で言うベッドサイドに置く小さな時計に相当するのだろうか。

20201014e
20201014c
20201014d




フェアを後にしてから、ロレックスRolexに寄る。
相変わらずプロフェッショナルモデルは皆無で、今年の新作もオイパペすらなし。
スカイドゥエラーの金無垢とデイトジャストのコンビを中心に、いつもながら侘しい品揃え。

とはいえ、午前中にローズゴールド金無垢のブレスタイプスカイドゥエラーが1個売れたとのこと。
定価約550万円である。
このご時世でも、世の中お金持ちがいるもんだ!

ようやく今年のカタログをいただく。
中身をパラ見したが、同じような製品ばかりで代わり映えしないのはいつもと同じ。


帰りに2階の紳士服売り場で、たまたま目に飛び込んできたのがモンブランMontblancの時計。
「スターレガシー オルビステラルム」という名称がついた世界各国の時刻が分かるワールドタイマーであった。
ブラウン系とブルー系の2色あり、そのどちらもとても綺麗。
ブラウンはゴージャスで高貴な感じ、ブルーは若々しくそして神秘的な感じ。
あまりにも綺麗に光り輝いていたので、対応していただいた店長さんの了解を得て写真を撮らせていただいた。
こういう時計が袖元からチラチラ見え隠れするのも、また大人の色気を感じさせオツである。

20201014f

2020年10月11日 (日)

気になったので計測してみた・その1

前回記事で、フレデリック・コンスタントFrederique ConstantのハイライフパーペチュアルカレンダーマニュファクチュールFC-775N4NH6B(ブルーダイヤル、SSケース&ブレスレット)が、機能的にはほぼパーフェクトなのに、残念ながら唯一パワーリザーブだけが38時間と物足りないという話を書いた。

パワーリザーブの話を書いたものだから、僕の所有するいくつかの時計のパワーリザーブはどうなっているのか、ちょっと気になり出したので、早速調べてみることにした。
(今現在、時計に関しては記事にするネタ切れで、こういう話しか出来ないのがホンネかも(爆)。)


実験と言えるほどの大袈裟なものではないが、各時計の龍頭を目一杯巻いて満タンにしてそれを放置。
開始時間からの経過時間を計るというもの。
それを各々2回やって平均値をとる(1分以下は切り捨て)。
結果は以下の通り。


・パネライPanerai PAM00102金無垢ラジオミール40mm径

公称値:50h
1回目:51h23m
2回目 : 51h21m
平均値:51h22m

ムーブメントはゼニスZenithのエリートなので、メーカー公称は50時間である。
それを平均値で1時間以上上回り、51時間22分であった。
1回目と2回目の計測値がほぼ同じであったことも、かなり優秀な証と言えよう。
50時間あれば、僕の感覚ではギリギリまあなんとか。

Paneraipam0010335_20201011221501
Paneraipam0010340_20201011221501
Paneraipam0010339_20201011221501




・カルティエCartier PashaSSローマン数字38mm径


公称値:48h
1回目:49h46m
2回目:49h54m
平均値:49h50m

ムーブメントはフレデリックピゲだかジラール・ペルゴーだか、僕も詳しくは知らない。
出自がかなり古く1990年代前半に2年間ほど出回ってすぐに絶版となった、Pashaシリーズとしてはかなりなレア品なため、情報がほとんどない。
推測するに、たぶん48時間。
それでいくと、平均値で1時間50分も上回っていて2回測った値もばらつきが10分以内なのでかなり優秀と言える。

Cartierpasha38mm11
Cartierpacha38mm9
Cartierpasha38mm28_20201011223101




・カルティエCartier タンクアメリカンLM金無垢


公称値:38h or 42h?
1回目:40h51m
2回目:40h50m
平均値:40h50m

こちらのカルティエもかなり古く、1990年代半ばのもの。
ムーブメントは不明で公称値を38時間としたが、ひょっとすると42時間かもしれない。

このころはパワーリザーブは40時間以下のものがごく通常だった。
時計はコレクションするものではなく、1本を毎日大事に長く使う時代だったから、38時間でも問題なかったのだ。
もし38時間なら、平均値が2時間50分も上回っているのでかなり優秀。
42時間なら、ちょっと劣る。
2回の計測値にバラツキがほとんどなかった(1分というのは驚き!)のは、意外にも目茶苦茶優秀の証なのかも。

このタンクアメリカンについては龍頭が非常に小さくて扱いにくく、また龍頭の回転が非常に堅く渋いので、巻きにくいのが特徴。
この巻きにくさは製品差ではないようで、過去に巻きにくいというクレームがメーカーに
多数あったようだ。
僕も正規販売店に出して直してもらおうか悩んでいるが、巻きが堅く渋いだけで何万円も取られるのは嫌なので、そのまま放置して数年経つ。
現行のものは改良されているのだろうか?

Cartier-tankamerican21

Cartier-tankamerican50_20201011223001
Cartier-tankamerican26




・ロレックスRolex デイトジャストロレゾールマザーパール文字盤ref.126333NG

公称値:70h
1回目:71h13m
2回目:71h52m
平均値:71h32m

2回の計測とも公称値を1時間以上上回って優秀なのだが、上記3つの時計と違い2回の計測値にややバラツキ有り。
巻きを目一杯やると、ムーブメント3235の特徴なのか、ザラザラという感触が手に伝わって来るようになる。
このザラザラ感が出てきたら、巻き終わりの合図。

70時間あれば、金曜日の夜遅くに腕から外して放置し休日に別の時計を使っていても、月曜日の昼でもまだ充分に動いていてくれるのは大いに助かる。
だから、これから先、僕の時計選びにおけるパワーリザーブの条件は、許容範囲ギリギリで譲歩して60時間(つまり2日+半日ということ)、出来れば70時間以上(つまり約3日ということ)は欲しいと考えている。

Rolexdatejust126333mop6
Rolexdatejust126333mop5
Rolexdatejust126333mop37




と、まあ、ドレス系はおおむね公称値を超えて優秀。
但し、日常使用ではこの実験のようにあまり目一杯巻く必要はないだろう。
目一杯巻いてしまうと、ムーブメントや龍頭部分を痛める可能性がなきにしもあらずなので、程々に。

お次は、スポーツ系を計測してみたので、その2で。

(その2に続く)

2020年10月 4日 (日)

最近ちょっとイイなと思った時計3選

実を言うと、最近の僕は、時計に関して『心ときめく』ことが少なくなってしまっている。
喉から手が出るほど欲しいと思える時計が、ほとんどないのである(苦笑)。
ここ数年熱中して来たロレックスRolexについて言うと、欲しいアイテムはもう一通り入手してしまったし、今年の新商品には残念ながら魅力を感じない。
そして他社製品に関しても、どこをとっても似たり寄ったり。
仮にパテックフィリップをタダでやるなどと夢のような事を言われたとしても、ヤフオクで速攻処分してしまうかもしれない。
つまり、パテックより現金の方が良い(爆)。
それぐらい、熱意が無くなって来ているのだ。

そもそも、今回の新型コロナウイルス肺炎による外出自粛騒動のせいで、100万円以上もする一張羅の高価な時計を身にまとってどこかに行く機会が個人的にも激減してしまった。
これは時計の消費需要にとっては一大事の激変であり、僕もご多分に漏れずもうこれ以上時計を欲しいと思わなくなりつつある。


とは言いながらも、最新の時計事情や新製品情報ぐらいは暇があればネットで見るようにしている。
今回の記事では、とりあえず買う買わないは別として、僕個人がちょっとイイなと思った時計を3つご紹介しよう。

まず最初は、フレデリック・コンスタントFrederique Constant
当ブログで取り上げることは今までなかったし、僕も普段は全く眼中になかった。
HODINKEE Japan(https://www.hodinkee.jp/ )に以下の記事が載ったのを、たまたま目にとまって読んでみたのが切っ掛け。
https://www.hodinkee.jp/articles/the-frederique-constant-highlife-perpetual-calendar-manufacture

Frederiqueconstant1

Frederiqueconstant3





フレデリック・コンスタントのハイライフパーペチュアルカレンダーマニュファクチュールFC-775N4NH6B(ブルーダイヤル、SSケース&ブレスレット)。
41mm径というちょうど良い大きさ、文字盤はブルーで清潔感があり地球儀の紋様がデザインされている。
時分秒の各針とインデックスバーに夜光が施され、針のデザインも嫌みなく正統的。
なんとも、オシャレでカッコイイ雰囲気のラグジュアリースポーツではないか!

なによりこの時計の最大の特長は、永久カレンダー機能とムーンフェイズ機能が付与されていることだ。
閏年が自動的に表示され、30日と31日と28日も自動的に切り替わる、あの永久カレンダーである!!

それでいて税込み118万8000円という天晴れな定価には、ただただ驚くしかない。
パテックやオーデマなら、この5~10倍はする。
さらに、複雑機能満載な割に50m防水を確保しているのだから驚くばかり。
パテックなんぞわずか2.5気圧防水しかなく、高価格過ぎる割にはあまりにもだらしない。
複雑機能満載にもかかわらず、5大雲上に対抗して価格破壊を堂々行なうフレデリックコンスタントには素直に拍手を送りたい。
こういう流れが、もっともっと出てきても良いのにと思う。

Frederiqueconstant2


惜しむらくは、パワーリザーブがたったの38時間しかないこと!
これが残念、残念過ぎる!!
確かにこれ1本あればほとんどの用は足りるのだから、パワーリザーブを長くする必要性はそれほど無いのかもしれない。
しかし僕は5本以上の時計を持っているので、2~3日おきに時計を取り替えるとしたら、使うたびに龍頭をまき直さなければならず、面倒くさいカレンダーの設定もそのたびやり直さなければならない。

もし60時間以上あったなら、僕は速攻買いに走っていただろう。
9月から特定店舗で先行発売し、2021年1月からは全国展開するらしい。




お次は、僕も大好きなブランパンBlancpainから。
WATCH MEDIA ONLINEの記事(https://watch-media-online.com/news/3640/ )を見て気に入った、フィフティファゾムス バチスカーフデイデイト デザート エディション5052-1146-E52A  。
サテン仕上げの43mm径スチールケースはやや大振りだが、ダイバーズ時計の標準仕様である30気圧(300m)防水を確保し、5日間(120時間)という長時間のパワーリザーブが特長。

Blancpain11
Blancpain17




絶妙なグラデーションが入ったサンドカラーの文字盤に、一目見て魅了される 。
複数の時計持ちには、パワーリザーブが120時間というのも文句なし。
全世界500本限定。

さらにこの時計には、なんと曜日表示までも付いてくれるのが嬉しい。
デイ表示はとても簡単な機構なので(歯車と円板1枚で済む)、極力付けて欲しい機能だ。

Blancpain12
Blancpain13

 


ラストも、またもやBlancpainのフィフティファゾムス バチスカーフから。
WATCH MEDIA ONLINEのこの記事(https://watch-media-online.com/news/3641/ )にある、フライバッククロノグラフのグリーンの文字盤とベゼル仕様。
グリーンはグリーンでも抹茶色と言っていい、渋い感じのオシャレな色である。
ベゼルまでこの抹茶色なのがイイ。
こちらは、ケース径が43.6mmと、上記デイデイトよりさらに0.6mm分大きい。

Blancpain14




クロノグラフ機能に日付機能がついている。
そしてダイバーズ時計ゆえ、防水性能は30気圧(300m)を確保しているのがクロノグラフにしては珍しくも素晴らしい(他メーカーの多くが最大でも10気圧、100mまでゆえ)。
パワーリザーブは50時間とやや少なめではあるのが惜しいところ。
もしこれが72時間だったら、文句なしだ。

Blancpain15
Blancpain16






以上、今年の最新作から3つのアイテムをご紹介した。
フィフティファゾムス バチスカーフは、1個ぐらいなら保有してもイイかなと思う。

ブランパンはヴィルレシリーズあたりだと精密すぎるゆえの脆弱性が心配で、これはブランパンの正規販売店員さんからもロレックスのように乱暴に扱うのは極力控えて下さいと言われたことがある。
そのため購入には少なからぬ躊躇いを感じるのだが、ダイバーズ時計であるフィフティファゾムス バチスカーフならばそんな心配は不要かもしれない。
まあそのうち、いつのまにか左腕にはめていたりしてね(爆)。

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