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ファッション・アクセサリ

2020年7月 9日 (木)

ついにトラッドの総本山が!!

その前に。
この7月の記録的豪雨により、九州や中部地方の河川氾濫が相次ぎ、激甚な被害が多発し多くの方々が被災しています。
被災された方々に、謹んでお見舞いを申し上げます。
梅雨前線はここしばらくはまだ活発化の様相を見せていますので、もうしばらく気を緩めず充分お気をつけ下さい。



さて本日の話題だが、昨夜海外からのニュースで知って、仰天した。
男の服飾史に燦然たる足跡を刻み、メンズファッションの王道中の王道として一世を風靡してきたトラッドファッション
そのトラッドファッションのメインストリームであるアメリカントラッドの憧れの総本山にして殿堂であった、かの米国ブルックス・ブラザーズが、7月8日連邦破産法第11条(いわゆるチャプターイレブン、日本における民事再生法に相当)の適用を申請し経営破綻したとのこと。

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ブルックス・ブラザーズ(以降はブルックスブロスと略記)は1818年にニューヨークにて創業した老舗であり、歴代大統領の多くを顧客に持ち、ボックスシルエットのビジネススーツとブレザージャケット、ボタンダウンシャツ、レジメンタルタイなどを組み合わせたアメリカントラッドの提唱者として著名な存在だった。
僕も若い頃は雑誌「メンズクラブ(MEN'S CLUB)」を毎月購読しながら、スーツやブレザーに強く惹かれたものだ。

しかし近年は、温暖化カジュアル化の進展とともにスーツ需要が減っており、トラッドそのものが過去のスタイルになりつつあったことなども響いて、売り上げは伸び悩んだようだ。
確かに、最近はトラッドファッションで身を固めると、周りから妙に浮いた存在になりかねないような雰囲気があり、トラッドはコスプレのようなポジションになってしまったのを感じる。

そして今年に入ってからの新型コロナウイルス肺炎騒動が、最後の一撃を加えることになった。
感染を恐れて客足は途絶し、テレワークの拡大や失業によってスーツを着る機会がなくなり、店舗の多くは長期間の営業自粛を余儀なくされたのである。
ブルックスブロスとしては、新たな支援先を確保して経営再建を目指す考えのようだが、アパレルや小売業そのものが回復不可能なレベルの深刻な打撃を受けてしまっている現在、再建は中々困難であろう。

上にも書いたように、トラッドファションそのものがコスプレ化してしまったのはイタい。
しかも冬でも寒くないし、カジュアル化モード全盛の今はネクタイはしたくない。
となると、トラッドにとって今後もあまり期待出来る未来にはなりそうにないのだ。
僕自身がすでにカジュアル化・・・つまりユニクロ化してしまっているし(爆)。

下写真のような格好も、数年前までは毎日のようにやっていたのに、最近はまずネクタイをしなくなった。
そして新型コロナウイルス肺炎騒動のせいで、外での打ち合わせも減ったので、ガチガチに極める機会も急減した。
そういえば、丸の内のブルックスブロスの店にも、もう2年以上行っていない。

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さて、米国のブルックスブロスには、思い出がある。
僕は1988年、ちょうどブラックマンデーの大暴落の翌年に、研修をかねた出張でニューヨークに1ヶ月ほど滞在したことがある。
当時の僕はガチガチのトラッドファンであったから、仕事休みの時はブルックスブロス本社(本店)、Jプレス本店、ポール・スチュアート本店などに頻繁に出かけた。
特にブルックスブロスは、米国にいた間にサンフランシスコ店とダラス店にも足を伸ばしたっけ。

当時のブルックスブロスは日本の三菱商事と提携していたのだが、僕の高校時代の知人がちょうどタイミング良く米国三菱商事に海外赴任していたので、そのツテで店内を見せてもらった。
もう32年も昔の話だから、当時対応してくれたブルックスの社員の人達は誰も残ってはいないだろうが、全員フレンドリーで、僕のトラッドフリークまるだしの話にも嬉々として付き合ってくれた。
(これはJプレスとポール・スチュアートでも全く同じくで、彼らは心底トラッド好きだった。)


ということで、かのブルックスブロスがつぶれてしまったというのは、一時代の終焉を強く感じさせる。
これからは、時代はコロナとともに、全く新しい様相を伴って移り変わっていくのだろう。

2018年2月20日 (火)

ラコタハウスの帰りに骨董通り散策

前記事に書いたラコタハウスでのショッピングのあと、久しぶりに青山骨董通りを散策した。

20年ほど前、当時勤めていた会社が表参道にあったので、骨董通りはよく昼飯を食べに行ったり気晴らしに散歩していたものだ。
仕事の都合でその会社とは1年で縁がなくなったので、それからは骨董通りからは自然と足も遠のいてしまった。
今回久しぶりに散策してみて、懐かしさ半分、新参者としての居心地の悪さ半分。
しかし、ハンティングワールドのブティックが今だに有ることに、ある意味軽いショックを感じたりして(爆)。

休憩をかねて、「バルカナイズ・ロンドン」(https://vulcanize.jp/)というブティックに入った。
ここにバルカナイズ・ザ・カフェ(https://www.vulcanize.jp/lifestyle/cafe/)というカフェがあり、ここでカフェラテを注文。
クリームでリーフの文様を描いた、オシャレなカフェラテが出てきた。
このカフェには大きなソファが置いてあり、そこに座るとショーウインドウを通して外から丸見えとなる。
お客もブティックのインテリアの一つと化してしまうのだ。

帰りにブティックの2階に上がって、Hackett、Crockett&Jones、Grenfell、Johnstonsなどの英国ブランドを見てくる。
久しぶりの青山骨董通り、中々悪くない。

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で、この日の装いはというと。
足元は、ラコタハウスに行くのだから当然Aldenにして、High Vamp Loafer Color8 Shell Cordovan #67169。
赤い靴下はハリソン(日本製)。
シェットランドクルーネックセーターは、20年以上前に買ったRalph Lauren。
時計はPaneraiPAM00270 Luminor1950 10DaysGMT。
今年の冬シーズンは、このPAM00270が大活躍で、ほとんど毎日つけている。

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2017年12月30日 (土)

今年のスーツ着納め

今年は年末29日まで、なんだかんだバタバタしていた。
特に29日はちょっとした会合があり、プロフェッショナルの話をじっくり聞けたのが嬉しい。
当日はしっかりスーツを着こなし、そして足元はAldenのコードバンNST。
これにてスーツは着納め、そしてAldenのコードバンNSTも履き納め。

オーバーコートは、本場ブリティッシュウールの生地からのオーダー品。
今やヘリンボーン柄なんて、着ている人は皆無な時代になった。
総裏で膝丈なのでとても暖かく、今年のような厳冬にはたいへん重宝するスグレモノ。

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ネクタイはPaul Stuart製。
シルクマフラーは、Mila Schoen。

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こちらは先週金曜日。
この日もなんだかんだあって、チャコールグレイのスーツ着用。
コートは三陽商会製のショートウールコート。
足元はAldenのコードバンタッセルローファーで、これも履き納め。

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ネクタイは30年近く前のバブル経済真っ盛りの時に買った、Jeffrey Banksのモノ。
当時新進気鋭の若手ニューヨークデザイナーと言われていたが、その後彼の名前を聞かない。
その後も活躍しているのであろうか・・・?
シルクマフラーは、上と同じくMila Schoenのモノ。

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2017年11月 5日 (日)

パンツ(ズボン)の裾

そろそろ雨の季節も少なくなりそうで、良い秋晴れが増えてきそう。
・・・と思う間もなく、このまま冬に突入しそうな雰囲気(苦笑)。


この日、Aldenのコードバンタッセルローファーに合わせた厚手素材のアーガイル模様の靴下は、ポール・スチュアート(三陽商会)のモノ。
こういう消耗品は、日本製で間に合わせている。

グレーウールのパンツ(ズボン)は、ユニクロ製。
ユニクロのパンツは、足の長さと胴回りさえ合えば裾直しをしなくて良いので、買ったその場ですぐに持ち帰れるのが、まあ便利と言えば便利。
とはいえ、すぐに持ち帰るのであれば、裾(すそ)はダブルに出来ない。


根っからのトラディショナリストを自負するならば、パンツはダブル以外あり得ないのだが・・・、まことにお恥ずかしいことに、このパンツは裾直しの手間を嫌がったためにシングルのまま。
数日程度待つという、ちょっとした手間を惜しんだことが後々徒(あだ)となってしまったのである(苦笑)。

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2017年4月 8日 (土)

青山で買い物

少し前の話で恐縮だが、久しぶりに青山に行く機会があり、ついでに以前の記事で紹介した「KENT SHOP 青山」に寄って来た。
前からぜひ欲しかったアイテムが在庫されていたので、即買い。
昔懐かしき「VAN」の紙袋が健在であったのが嬉しい。

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とはいえ、実は私は「VAN」世代では全くない。
「VAN」に代表されるトラッドファッションの洗礼をストレートに受けた世代は、戦後の団塊の世代である。
現在なら70歳前後の男女だ。
彼らはアメリカンなものならなんでも、それこそ思想から言葉から歌から日用品から車からファッションに至るほぼすべてを貪欲に受け入れた。

私がファッションに興味を持つようになった歳頃には、「VAN」以外にも多くのメーカーが乱立してトラッドファッションが溢れ、それ以外のヨーロピアンファッションやヒッピースタイル、アウトドアスタイルなども盛況となっていた。
その頃のトラッドの流行りは、なんといってもブリティッシュトラッドであり、これが私のファッション的根幹となった。
つまりは、一番初めに見た相手を親と思いこむひな鳥の『刷り込み』現象である。
履くなら英国靴だけ…と今だに頑固なまでにこだわるのも、当時の影響に負うところあまりにも大。

私の世代は、ごく平均的な(上流階級だけでなくという意味で)日本人が史上初めてブランドというものに覚醒した世代である。
今は政治活動家になった元小説家の田中康夫が書き、映画化までされ、社会現象とまでなった「なんとなくクリスタル」。
欧米超一流ブランドの品々だけに心の平安を求め、それを激しく希求することが生きる意味になってしまっている、ある意味精神の病に嵌った人達の空疎な日常を描いた私小説だ。

この世代を「なんクリ」世代と言うらしく、私はそういう時代に青春を迎えファッションに開眼した。
そしてこの世代は、不幸にも圧倒的大多数な団塊世代と団塊ジュニア達に挟まれてしまい、ずっと肩身が狭く希薄な存在感を余儀なくされ続けている。


ということで、長くなってしまったので、何を買ったかはまたあとで。
この日のお供は、PaneraiのPAM00103ラジオミール40mm金無垢


それにしても青山通りも、高級ブランドに身を包むカッコイイモデルさんとかコテコテに極めたスタイルの若者が歩いてないねえ…(苦笑)。

猫も杓子も、黒か濃紺のくすんだ普段着っぽいものしか着ていない。
ただの石油化合物の塊りを着て、みんな喜んでいる(爆)。
いわゆるユニクロ化ってのは、かの一世を風靡したオシャレな青山通りにまで蔓延してんのな…(嘆笑)。

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2017年3月31日 (金)

ポール・スチュアートのマフラーと手袋

明日から4月。
今年もあっという間に3ヶ月が過ぎ、毎回陳腐な感想で申し訳ないが、時の過ぎゆくのはなんと早い事か!

やっと暖かくなり、本格的な春を思わせる穏やかな良い気候になってきた。
重く分厚いコートともしばらくの間オサラバ出来る。
春には春らしい軽快で明るい服装を楽しみたいものである。

ということで、今年の冬に大活躍したコートなどの重衣料と小物を仕舞うことにした。
丁寧にブラシを掛けたりしわを伸ばして、クローゼットや衣装タンスの中へ。
次の冬まで、またしばらく眠っていてもらおう。

ちなみに下写真のマフラーと手袋は、今年に入ってから日本橋三越の30%引きセールの際に、ポール・スチュアート(三陽商会)でまとめ買いをしたもの。
これらも毎日のように多用した。


日本に初登場した1980年代初頭から、私はPaul Stuartのセンスと色使いが好きで、好きが高じて米国本店まで見に行ったことがある。
今から27~28年も前の話だが、ニューヨークのマジソン街に瀟洒で素晴らしくハイセンスなディスプレイで飾り立てた小粋な本店があった。
その本店で、30歳代半ばに見えた中堅店員さんに親切にしていただいたことを、昨日のように思い出す。

この話はそのうち書こう。

そして、服飾に興味のある人なら誰でもトラッドショップのBrooks BrothersやJ・Pressは知っていると思うが(日本でも非常に有名なので)、ボストンやニューヨークにあったChippというショップをご存じの方がいるだろうか?
もしご存知なら、その方は相当マニアックな筋金入りのトラッドファンである。
その話もまたそのうち。

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2017年1月29日 (日)

何気なく買った我がブレザー、実は超絶ブランドだった!

1年ほど前に日本橋三越で買って、それ以来愛用している我が冬用ブレザー。

フェアをブラブラしていて、たまたま目に止まって軽い気持ちで試着したところ、これがまるで私のために誂えたようなジャストフィット感があり、正直ビックリした。
既製服でここまでフィット感が高いのは初めての経験であった。
過去にブレザーは何着も持っていて最近はほとんど着ておらず、もういらないやと思っていたのだが、これを逃す手はない。
価格も6割引きだ。

ということでこのブレザーは、ブランドなどに拘らず、全く行き当たりばったりで着心地だけを頼りに買ったモノである。

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一応裏地の右には、生地ブランドとして世界的に有名な「DORMEUIL」(ドーメル)のタグがあったので、生地そのものは間違いのない確かなモノであることが分かった。

裏地の色も凄い。
玉虫色の臙脂(えんじ)なのだ。
これ見よがしではなく、これがチラッと見え隠れするのが粋である。


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一方、裏地の左には初めて見るタグが…。
「Ede&Ravenscroft」…、知らんなぁ…。
”croft”の語尾から推測すると、ブリティッシュスタイルを標榜した国産メーカーか何かなのだろうか?
1689年創業と書いてあるから、江戸時代から続く地方の老舗織物会社であろうか…。

いずれにせよジャケットのスタイルは、フロント2つボタンに袖ボタン4つで、ハイゴージ、センターダーツの入った絞り入りのブリティッシュスタイル。

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このタグの件はそのまま気に留めることもなく、去年は多用して愛用の一着となった。
とにかく身体にジャストフィットし、まるで羽織っていないかの如く軽やかなのだ。
ひょっとして実力のある隠れた国産メーカーなのだろうかと思い、今年になってからネットでこの「Ede&Ravenscroft」を調べてみた。

そうしたところ、またもやこのブレザーにビックリ仰天させられた。


なんと、「Ede&Ravenscroft」(https://www.edeandravenscroft.com/)とは、英国ロンドンで最も古い歴史を有する1689年創業のテーラーだったのである。
現在に至るも、式典用ローブ(外套)や法廷用カツラをオーダーメイドするレアなテーラーとのこと。
女王、フィリップ殿下、チャールズ皇太子という3つのワラントを保有し、王侯貴族、政治家、弁護士、裁判官などのエスタブリッシュメント御用達の超老舗メーカーである。

日本向けには、関西の井上清株式会社というメーカーがOEM製造しているようだ。
ここはNorman Hartnell(ノーマン・ハートネル)という老舗紳士服もOEM製造している。
私が購入したのは、三越が発注したOEM版である。

日本向けにリサイズしてあるので、フィット感が良かったのだ。


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ということで、この素晴らしき着心地の「Ede&Ravenscroft」製ブレザー。

ラペルピンにシルバーの飾りをつけ、ポケットチーフを差し入れる。
ラペルピンも日本橋三越で購入。
ポケットチーフは1980年代にテイジンメンズショップで買った菱屋製で、年代モノだが今も大事に使っている。


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銀座のはずれにひっそりとある、行きつけの喫茶店でブリティッシュなアフターヌ―ンティとシャレてみる。
こういう時こそ、左腕の相棒はPaneraiPAM00103金無垢ラジオミール40mmである。
こういうオシャレは、残念ながらRolexのスポロレでは難しい。
というか、オケージョン(occasion)によるのだろう。

ちなみにネクタイはPaul Stuart、イタリア製。


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2017年1月26日 (木)

ケント(Kent)のツイードジャケット

前回記事に書いた、ハリー・キャラハン刑事風ハリスツイードのヘリンボーンジャケット。
今から約30年前の1986年頃に、銀座の松屋デパートで買ったモノ。

トラッドⅠ型のボックスシルエットで、3つボタン段返り、袖ボタン2つ、総裏、フラップポケットなどという特徴を有する。
当時は、トラッド愛好者達にはごく当たり前の基本的デザインであった。

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ご覧のように、当時はまだ貴重だったハリスツイード協会のタグがついている。

このタグ、今やしまむらやドンキとかの安売り店で売っているさまざまな日用品グッズにつけられていて、価値は大暴落してしまったとのこと(苦笑)。
100年かけて大切に醸成されてきたブランドも、ちょっとしたマーケティングミスによって、自分達のコントロール出来ない海外でイメージが一気に崩壊してしまう。
今回のハリスツイード騒動には、そのような戒めが含められている。

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もう一つのタグは、70年代末に倒産し80年代に復活した「ヴァン・ジャケット」の子会社「ケントインコーポレーテッド」のもの。
1960年代から70年代初めにかけて大ブレークし、社会現象とまでなった若者向けアイビーファッションの殿堂「ヴァン・ジャケット(VAN)」
当時の大学生や若いサラリーマン達が熱狂的に支持した。

その「ヴァン(VAN)」を卒業し、もう一段上級の落ち着いた大人の服装を目指したのが、今や伝説的存在とまでなった感のある「ケント(Kent)」であった。
ヴァン倒産前の初代ケントのタグには『for the exclusive man』と銘打たれていて、その目指すビジョンが明快だった。

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高校生の頃、この「ケント(Kent)」のボタンダウンシャツを何枚も持っている裕福なクラスメートがいた。
いつかは彼のように、「ケント(Kent)」でシャツやネクタイやジャケットを買い揃えたいなぁ…といつも羨ましく思っていた。

私が「ケント(Kent)」の服を手に入れることが出来たのは、80年代に入ってからだ。
社会人…、つまり自分の稼いだお金を、自分が着る服のために使えるようになってからであった。

本記事のヘリンボーンジャケットもこの頃のものである。
だからこのジャケットは、「ヴァン(VAN)」が倒産しそのあとすぐに復活を果たした頃のもの。

それから30年近く経った最近になって知ったのだが、「ケント」のブランドがなんとイトーヨーカドーのショップブランドとして安売りされているらしい。
詳しい経緯は知らないが、「ケント」はすでにヴァン・ジャケットには商標登録権利がなく、初代ケントや80年代に復活したケントとは全く関係がないようだ。
ということで、イトーヨーカドー製ケント。
タグの地はチャコールグレーに変わり、初代や復活時代の純正モノとは異なる。

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大人のビジネスマンのための本格的な国産ブランドを標榜した、伝説的ブランド「ケント(Kent)」
オリジナルのブランド理念とは大きく乖離し、また当時のトラッドの息吹を全く知らないスーパーマーケットの若いスタッフ達によるイトーヨーカドー製ケントは、もはや元のケントの子孫では全くない。

初代「ケント(Kent)」や80年代の復活「ケント(Kent)」を知っている元アイビー小僧やトラッド愛好者達には、イトーヨーカドー製ケントに対しては過ぎゆく時代の無情さと暗澹たる懐古の念のみがよぎることだろう。


(ちなみに、ヴァン・ジャケットオリジナルのケントショップは、細々ながら東京青山で営業を続けていて、言うまでもなくイトーヨーカドーとは全く関係はないようだ。
この青山ケントショップでは、ケントブランドはイージーオーダーのみで、既製服はないとのこと。)

2017年1月24日 (火)

ツイードジャケットの胡桃ボタン

30年前に買ったハリスツイード製ヘリンボーンジャケットを今も現役で着ているのだが、年末に右袖のボタンが1個取れてしまった。
布地に糸で留めるための足の部分の革が、30年の間に経年劣化してボロボロになってしまったのだ。

昨日、都心の神田岩本町方面に用事で行ったついでに、ボタンの専門問屋を偶然発見。
この問屋は小売りもしてくれたので、これ幸いとばかりボタンを一式購入した。
このボタンは普通の革製胡桃ボタンで、ハリスツイードの色に合わせて色は黒である。


ちなみに昨日は、PaneraiPAM00241クレドパリ文字盤が久々の登板。
最近は、冬に合わせてこげ茶の純正ベルトにしている。


着ているツイードジャケットは80年代のヴァン(VAN)社のケント(Kent)で、トラッドの王道である3つボタン段返りⅠ型ジャケット。

水色のオックスフォード地ボタンダウンシャツに、エンジ系ペーズリーのシルクネクタイを合わせ、44mmマグナムS&W M29を胸元に潜ませれば、気分はもう「ダーティハリー」ハリー・キャラハン刑事そのもの(爆)。

私の最も好きなスタイルの一つでもある。

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2016年4月 6日 (水)

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先日行った、銀座にある非常に雰囲気の良いティールーム。
窓を大きく取って室内を明るくし、そして真っ白なリネンに合わせて白で統一したテーブルが清潔感この上ない。
ここで紅茶とパンケーキを注文して、午後ティーとシャレ込んだ。

お供は、Paneraiの金無垢ラジオミールPAM00103。

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銀座などに外出する日は、ネクタイを締め、胸にポケットチーフを飾ることが多い。
今日はブレザーを着たのだが、金ボタンと金無垢時計がマッチする。

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真っ白なリネンのテーブルクロスの上に置いた様々な銀器が良く映える。
紅茶はたっぷり2杯半がポットに入っているので、ゆっくり味わえる。

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ブレザーのラペル(襟)にシルバーのラペルピンを挿してシャレてみた。

最近は、銀座も中国人の観光客が増えすぎて、興をそがれることが多い。
中国人達にまだ荒らされていない隠された良い店を探すのも一苦労だ(苦笑)。

・ブレザー:三越別注(DORMEIL UK製生地使用)
・ラペルピン:三越
・ネクタイ:Alfred Dunhill
・ポケットチーフ:ケント(ヴァンジャケット)
・シャツ:ケント(ヴァンジャケット)
・パンツ:テイジンメンズショップ
・靴:Sanders UK

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