久々に懐中時計を撮ってみる
10年ぐらい前に、今から100年以上前のアンティーク懐中時計のとりこになったことがある。
当時は、オメガ、ロンジン、オールドハワードなどの15~30万円程度のレンジを集めていた。
今は1個を残して全て売り払ってしまい、現在手元に残してあるのは「Huber」というドイツミュンヘンにある有名時計店(日本における和光のようなランドマーク的な店)が1920年代に作ったものだけ。
1920年代ドイツというとまだヒトラーが台頭する前で、穏健社会主義者、共産主義者、反共民族主義者などが入り乱れて街頭で乱闘を繰り広げていた頃だ。
もちろんナチスの突撃隊も、褐色の制服を着て大暴れしていた。
ミュンヘンなら、なおのこと。
この「Huber」のものは、ラトラパンテ(スプリットセコンド)仕様のクロノグラフであり、クロノグラフ計測に2本の針が使われている。
買った当時は20万円弱だった。
日本橋三越の時計売り場に用事があったついでに、懐中時計好きな店員さんに見てもらったら、「Huber」製は珍しいとの話。
またクロノグラフの内部や文字盤の配置から見て、メイランC.H.Meylanのものではないかとの意見であった。
ドイツ製には間違いなかったが、残念ながらランゲ製ではなかった(苦笑)。
100年近く経った現在も、ラトラパンテ機能に問題はなくムーブメントも正常に動いている。
日差は約+20秒で、アンティーク品としては信じられないほど非常に優秀。
内部の様子や蓋の状態などから推測するに、多分まだ一度もオーバーホールしていないと思われる。
さすがドイツ、「ドイツの機械は世界一~~~♪」と言いたくなる(爆)。
なぜ今、この懐中時計を記事にしたか?
それは、とある超絶な時計を日本橋三越・時計売り場のご厚意で拝見出来ることになり、そうであればと、僕も話題を提供するブツを持参してお世話になる店員さんにお見せしようと思ったからだ。
この時計を見るには、予約が必要であった!
日本橋三越の時計売り場でお目にかかった、その超絶時計とは・・・???
次回の記事でその超絶ぶりをお目にかけよう。
最近のコメント