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2020年10月25日 (日)

気になったので計測してみた・その2

その2として、今度はロレックスRolexのプロフェッショナルモデル(スポロレ)を計ってみよう。
いかなる数値が出るか?


ディープシーDブルーref.126660

公称値:70h
1回目:69h22m
2回目:68h58m
平均値:69h10m

ムーブメントは3235で、パワーリザーブの公称値は70時間である。
意外にも、2回の平均が69時間10分と、50分短かった。
Dブルーは公称値を上回れず、とても残念だ。

Rolexdeepseadblue49_20201025023701
Rolexdeepseadblue50_20201025023401
Rolexdeepseadblue60_20201025023601

 



シードゥエラー赤シードref.126600

公称値:70h
1回目:73h4m
2回目 : 73h48m
平均値:73h26m

ムーブメントはDブルーと同じく3235で、公称値は70時間。
2回の計測の結果、赤シードは予想を上回って70時間を3時間以上も大きく更新し、平均値で73時間26分という期待以上の高い値を叩き出してくれた。
僕が所有する一軍時計の中で、もっとも優秀な成績である。

Dブルーと同じムーブメントを搭載しているのに、Dブルーより4時間以上の大差を付けることが出来たのは、 これが単なる個体差なのか、赤シードの特性なのかは不明。
ひょっとして、この赤シードは購入後ほとんど使われていない状態のまま今も保管しているという事が何らかの良い影響を与えているのかもしれない。

Rolexseadweller12660022
Rolexseadweller12660031_20201025024001
Rolexseadweller12660018




GMTマスターⅡ赤青ペプシref.126710BLRO

公称値:70h
1回目:72h3m
2回目:71h53m
平均値:71h58m

ムーブメントは3285で、最新鋭の32系統である。
こちらも公称値は70時間。
2回の平均で71時間58分と、公称値をほぼ2時間上回る非常に優秀な記録を出してくれた。

Rolexgmt126710blro69_20201025025001
20200715i_20201025024801
Rolexgmt126710blro81_20201025025001




GMTマスターⅡ旧青黒バットマンref.116710BLNR

公称値:48h
1回目:47h34m
2回目:47h41m
平均値:47h37m

黒バットマンのムーブメントは、旧型の3186である。
よってパワーリザーブの公称値は48時間。
これに対し、2回計測した平均値は残念ながら30分ほど短めの47時間37分であった。

使ってみての感想だが、48時間では正直言って短過ぎるように思う。
実際、旧バットマン黒は2日で止まってしまい、複数の時計持ちには止まる頻度が多すぎる。

Rolexgmt116710blnr35_20201025024201
Rolexgmt116710blnr38_20201025024201
20200830d_20201025024401



ということで、プロフェッショナルモデル4アイテムは、概ね良好であった。
特に赤シードは群を抜き、ついでペプシが続いた。
残念ながら、Dブルーと旧黒バットマンは公称値に及ばず。
またロレックスRolexのプロフェッショナルモデルの計測値は、パネライPaneraiの40mmラジオミール金無垢(ムーブメントはゼニスZenith)やカルティエCartierのタンクアメリカンやパシャ38mmSSよりも、2回の計測値にバラツキがやや大きいように感じた。


ということでパワーリザーブ性能につき、(暇人ならではの)ミニ実験をやってみた。
結論的に僕の感覚では、やはりパワーリザーブは最低60時間、出来れば70時間をクリアして欲しいというのが偽らざるところ。
その条件が、これからも時計を買う際の選定条件になる。

(この話題、これにてお仕舞い)

2020年10月18日 (日)

今年の三越ワールドウォッチフェアに行って来た

第23回三越ワールドウォッチフェアがこの10月14日から日本橋三越本店6階で始まったので、初日に行って来た。
フェアの詳細は、第23回 三越ワールドウォッチフェア|日本橋三越本店』 https://premium.lavida.jp/wwg-page/wwf)を参照の事。

今回はぜひ見てみたいアイテムが1つだけあり、事前にそのアイテムが展示されるかどうかをブティックに問い合わせ時間を予約してから見に行った。
このアイテムに関しては、まだ買うか買わないか迷っている最中なので、ここで詳らかにすることはご勘弁願う。


三越もこのイベントにはリキを入れているようで、6階への上がり下りのエスカレーターは側面が「WORLD WATCH FAIR」のロゴ入りで、お客にアピール。

20201014a




会場の6階は、イベントだからといって特別な装飾などはなく、いつもの時計売り場と変わらずの構成でそこに新製品が並んでいる。
初日(水曜日)の午後遅くで、人出はそこそこ。
7階にも会場が作られていて、こちらは今回のフェア用に装飾され歴史的に価値のある特別な時計が多数展示されている。

20201014b




7階に展示されていた歴史的アイテムをいくつか撮影したので、ご紹介しよう。
写真の上から順に
・日本海軍委託軍艦船舶用超精密時計(マリンクロノメーター)
・江戸時代後期の二挺天符目覚付袴腰櫓時計
・江戸時代後期の円天符暦付枕時計

マリンクロノメーターは大英帝国の植民地開拓に陰ながら大いに力を振るったほど有名だし、二挺天符の時計は時代劇映画なら必ずと言ってイイほど出てくる。
枕時計というのは置時計らしく、今で言うベッドサイドに置く小さな時計に相当するのだろうか。

20201014e
20201014c
20201014d




フェアを後にしてから、ロレックスRolexに寄る。
相変わらずプロフェッショナルモデルは皆無で、今年の新作もオイパペすらなし。
スカイドゥエラーの金無垢とデイトジャストのコンビを中心に、いつもながら侘しい品揃え。

とはいえ、午前中にローズゴールド金無垢のブレスタイプスカイドゥエラーが1個売れたとのこと。
定価約550万円である。
このご時世でも、世の中お金持ちがいるもんだ!

ようやく今年のカタログをいただく。
中身をパラ見したが、同じような製品ばかりで代わり映えしないのはいつもと同じ。


帰りに2階の紳士服売り場で、たまたま目に飛び込んできたのがモンブランMontblancの時計。
「スターレガシー オルビステラルム」という名称がついた世界各国の時刻が分かるワールドタイマーであった。
ブラウン系とブルー系の2色あり、そのどちらもとても綺麗。
ブラウンはゴージャスで高貴な感じ、ブルーは若々しくそして神秘的な感じ。
あまりにも綺麗に光り輝いていたので、対応していただいた店長さんの了解を得て写真を撮らせていただいた。
こういう時計が袖元からチラチラ見え隠れするのも、また大人の色気を感じさせオツである。

20201014f

2020年10月11日 (日)

気になったので計測してみた・その1

前回記事で、フレデリック・コンスタントFrederique ConstantのハイライフパーペチュアルカレンダーマニュファクチュールFC-775N4NH6B(ブルーダイヤル、SSケース&ブレスレット)が、機能的にはほぼパーフェクトなのに、残念ながら唯一パワーリザーブだけが38時間と物足りないという話を書いた。

パワーリザーブの話を書いたものだから、僕の所有するいくつかの時計のパワーリザーブはどうなっているのか、ちょっと気になり出したので、早速調べてみることにした。
(今現在、時計に関しては記事にするネタ切れで、こういう話しか出来ないのがホンネかも(爆)。)


実験と言えるほどの大袈裟なものではないが、各時計の龍頭を目一杯巻いて満タンにしてそれを放置。
開始時間からの経過時間を計るというもの。
それを各々2回やって平均値をとる(1分以下は切り捨て)。
結果は以下の通り。


・パネライPanerai PAM00102金無垢ラジオミール40mm径

公称値:50h
1回目:51h23m
2回目 : 51h21m
平均値:51h22m

ムーブメントはゼニスZenithのエリートなので、メーカー公称は50時間である。
それを平均値で1時間以上上回り、51時間22分であった。
1回目と2回目の計測値がほぼ同じであったことも、かなり優秀な証と言えよう。
50時間あれば、僕の感覚ではギリギリまあなんとか。

Paneraipam0010335_20201011221501
Paneraipam0010340_20201011221501
Paneraipam0010339_20201011221501




・カルティエCartier PashaSSローマン数字38mm径


公称値:48h
1回目:49h46m
2回目:49h54m
平均値:49h50m

ムーブメントはフレデリックピゲだかジラール・ペルゴーだか、僕も詳しくは知らない。
出自がかなり古く1990年代前半に2年間ほど出回ってすぐに絶版となった、Pashaシリーズとしてはかなりなレア品なため、情報がほとんどない。
推測するに、たぶん48時間。
それでいくと、平均値で1時間50分も上回っていて2回測った値もばらつきが10分以内なのでかなり優秀と言える。

Cartierpasha38mm11
Cartierpacha38mm9
Cartierpasha38mm28_20201011223101




・カルティエCartier タンクアメリカンLM金無垢


公称値:38h or 42h?
1回目:40h51m
2回目:40h50m
平均値:40h50m

こちらのカルティエもかなり古く、1990年代半ばのもの。
ムーブメントは不明で公称値を38時間としたが、ひょっとすると42時間かもしれない。

このころはパワーリザーブは40時間以下のものがごく通常だった。
時計はコレクションするものではなく、1本を毎日大事に長く使う時代だったから、38時間でも問題なかったのだ。
もし38時間なら、平均値が2時間50分も上回っているのでかなり優秀。
42時間なら、ちょっと劣る。
2回の計測値にバラツキがほとんどなかった(1分というのは驚き!)のは、意外にも目茶苦茶優秀の証なのかも。

このタンクアメリカンについては龍頭が非常に小さくて扱いにくく、また龍頭の回転が非常に堅く渋いので、巻きにくいのが特徴。
この巻きにくさは製品差ではないようで、過去に巻きにくいというクレームがメーカーに
多数あったようだ。
僕も正規販売店に出して直してもらおうか悩んでいるが、巻きが堅く渋いだけで何万円も取られるのは嫌なので、そのまま放置して数年経つ。
現行のものは改良されているのだろうか?

Cartier-tankamerican21

Cartier-tankamerican50_20201011223001
Cartier-tankamerican26




・ロレックスRolex デイトジャストロレゾールマザーパール文字盤ref.126333NG

公称値:70h
1回目:71h13m
2回目:71h52m
平均値:71h32m

2回の計測とも公称値を1時間以上上回って優秀なのだが、上記3つの時計と違い2回の計測値にややバラツキ有り。
巻きを目一杯やると、ムーブメント3235の特徴なのか、ザラザラという感触が手に伝わって来るようになる。
このザラザラ感が出てきたら、巻き終わりの合図。

70時間あれば、金曜日の夜遅くに腕から外して放置し休日に別の時計を使っていても、月曜日の昼でもまだ充分に動いていてくれるのは大いに助かる。
だから、これから先、僕の時計選びにおけるパワーリザーブの条件は、許容範囲ギリギリで譲歩して60時間(つまり2日+半日ということ)、出来れば70時間以上(つまり約3日ということ)は欲しいと考えている。

Rolexdatejust126333mop6
Rolexdatejust126333mop5
Rolexdatejust126333mop37




と、まあ、ドレス系はおおむね公称値を超えて優秀。
但し、日常使用ではこの実験のようにあまり目一杯巻く必要はないだろう。
目一杯巻いてしまうと、ムーブメントや龍頭部分を痛める可能性がなきにしもあらずなので、程々に。

お次は、スポーツ系を計測してみたので、その2で。

(その2に続く)

2020年10月 4日 (日)

最近ちょっとイイなと思った時計3選

実を言うと、最近の僕は、時計に関して『心ときめく』ことが少なくなってしまっている。
喉から手が出るほど欲しいと思える時計が、ほとんどないのである(苦笑)。
ここ数年熱中して来たロレックスRolexについて言うと、欲しいアイテムはもう一通り入手してしまったし、今年の新商品には残念ながら魅力を感じない。
そして他社製品に関しても、どこをとっても似たり寄ったり。
仮にパテックフィリップをタダでやるなどと夢のような事を言われたとしても、ヤフオクで速攻処分してしまうかもしれない。
つまり、パテックより現金の方が良い(爆)。
それぐらい、熱意が無くなって来ているのだ。

そもそも、今回の新型コロナウイルス肺炎による外出自粛騒動のせいで、100万円以上もする一張羅の高価な時計を身にまとってどこかに行く機会が個人的にも激減してしまった。
これは時計の消費需要にとっては一大事の激変であり、僕もご多分に漏れずもうこれ以上時計を欲しいと思わなくなりつつある。


とは言いながらも、最新の時計事情や新製品情報ぐらいは暇があればネットで見るようにしている。
今回の記事では、とりあえず買う買わないは別として、僕個人がちょっとイイなと思った時計を3つご紹介しよう。

まず最初は、フレデリック・コンスタントFrederique Constant
当ブログで取り上げることは今までなかったし、僕も普段は全く眼中になかった。
HODINKEE Japan(https://www.hodinkee.jp/ )に以下の記事が載ったのを、たまたま目にとまって読んでみたのが切っ掛け。
https://www.hodinkee.jp/articles/the-frederique-constant-highlife-perpetual-calendar-manufacture

Frederiqueconstant1

Frederiqueconstant3





フレデリック・コンスタントのハイライフパーペチュアルカレンダーマニュファクチュールFC-775N4NH6B(ブルーダイヤル、SSケース&ブレスレット)。
41mm径というちょうど良い大きさ、文字盤はブルーで清潔感があり地球儀の紋様がデザインされている。
時分秒の各針とインデックスバーに夜光が施され、針のデザインも嫌みなく正統的。
なんとも、オシャレでカッコイイ雰囲気のラグジュアリースポーツではないか!

なによりこの時計の最大の特長は、永久カレンダー機能とムーンフェイズ機能が付与されていることだ。
閏年が自動的に表示され、30日と31日と28日も自動的に切り替わる、あの永久カレンダーである!!

それでいて税込み118万8000円という天晴れな定価には、ただただ驚くしかない。
パテックやオーデマなら、この5~10倍はする。
さらに、複雑機能満載な割に50m防水を確保しているのだから驚くばかり。
パテックなんぞわずか2.5気圧防水しかなく、高価格過ぎる割にはあまりにもだらしない。
複雑機能満載にもかかわらず、5大雲上に対抗して価格破壊を堂々行なうフレデリックコンスタントには素直に拍手を送りたい。
こういう流れが、もっともっと出てきても良いのにと思う。

Frederiqueconstant2


惜しむらくは、パワーリザーブがたったの38時間しかないこと!
これが残念、残念過ぎる!!
確かにこれ1本あればほとんどの用は足りるのだから、パワーリザーブを長くする必要性はそれほど無いのかもしれない。
しかし僕は5本以上の時計を持っているので、2~3日おきに時計を取り替えるとしたら、使うたびに龍頭をまき直さなければならず、面倒くさいカレンダーの設定もそのたびやり直さなければならない。

もし60時間以上あったなら、僕は速攻買いに走っていただろう。
9月から特定店舗で先行発売し、2021年1月からは全国展開するらしい。




お次は、僕も大好きなブランパンBlancpainから。
WATCH MEDIA ONLINEの記事(https://watch-media-online.com/news/3640/ )を見て気に入った、フィフティファゾムス バチスカーフデイデイト デザート エディション5052-1146-E52A  。
サテン仕上げの43mm径スチールケースはやや大振りだが、ダイバーズ時計の標準仕様である30気圧(300m)防水を確保し、5日間(120時間)という長時間のパワーリザーブが特長。

Blancpain11
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絶妙なグラデーションが入ったサンドカラーの文字盤に、一目見て魅了される 。
複数の時計持ちには、パワーリザーブが120時間というのも文句なし。
全世界500本限定。

さらにこの時計には、なんと曜日表示までも付いてくれるのが嬉しい。
デイ表示はとても簡単な機構なので(歯車と円板1枚で済む)、極力付けて欲しい機能だ。

Blancpain12
Blancpain13

 


ラストも、またもやBlancpainのフィフティファゾムス バチスカーフから。
WATCH MEDIA ONLINEのこの記事(https://watch-media-online.com/news/3641/ )にある、フライバッククロノグラフのグリーンの文字盤とベゼル仕様。
グリーンはグリーンでも抹茶色と言っていい、渋い感じのオシャレな色である。
ベゼルまでこの抹茶色なのがイイ。
こちらは、ケース径が43.6mmと、上記デイデイトよりさらに0.6mm分大きい。

Blancpain14




クロノグラフ機能に日付機能がついている。
そしてダイバーズ時計ゆえ、防水性能は30気圧(300m)を確保しているのがクロノグラフにしては珍しくも素晴らしい(他メーカーの多くが最大でも10気圧、100mまでゆえ)。
パワーリザーブは50時間とやや少なめではあるのが惜しいところ。
もしこれが72時間だったら、文句なしだ。

Blancpain15
Blancpain16






以上、今年の最新作から3つのアイテムをご紹介した。
フィフティファゾムス バチスカーフは、1個ぐらいなら保有してもイイかなと思う。

ブランパンはヴィルレシリーズあたりだと精密すぎるゆえの脆弱性が心配で、これはブランパンの正規販売店員さんからもロレックスのように乱暴に扱うのは極力控えて下さいと言われたことがある。
そのため購入には少なからぬ躊躇いを感じるのだが、ダイバーズ時計であるフィフティファゾムス バチスカーフならばそんな心配は不要かもしれない。
まあそのうち、いつのまにか左腕にはめていたりしてね(爆)。

2020年7月12日 (日)

今年(2020年)の新作の中で・その5(最終話)~あったらイイなの高い時計

今年の新作、ロレックスRolexも9月1日にネット発表するとの噂が流れている。
大方の予想は、サブマリーナーのムーブメント換え仕様つまりキャリバー3235に換装されるとの見立て。
デイトナやエクスプローラーⅡはどうなるのか、9月が楽しみだ♪


さて今年の新作を自分の好みと独断と偏見によって選別し、いくつかピックアップしてその1からその4で紹介してきたが、キリが無いのでここら辺で取りあえずお仕舞いにしよう。
あとは、気になった時に適宜個別に記事にする。
で、最終話に紹介するのは、あまりにも高価ゆえ僕には買えないが、あったらイイなと思ったアイテムを2つ。


まず最初は、ランゲ&ゾーネA.Lange&Sohneのランゲ1タイムゾーン
特に、ブティック限定100本で18KYGの136.021 が僕には良さげだ。
直径41.9mmのケースの中に上手くまとめた、機能性の高さを感じさせる上品なデザインが秀逸である。

機能としては、時分秒以外にアウトサイズデイト(日付表示)、第2時間帯設定用24都市リング(サマータイム対応)、デイ・ナイト表示、パワーリザーブ表示がある。
嬉しいことに、秒針はハック機能機能付きだ。
これならば、完全に上がり時計になる。

Lange3
Lange5




2020年新作のランゲ1タイムゾーンは世界24箇所
の時間帯に対応するワールドタイム・ウォッチであり、2005年に開発されたワールドタイム・ウォッチをベースに新たな自社キャリバーL141.1を搭載することで、新たに開発されたもの。
クロノメーター認定。
手巻き巻き上げ方式で、72時間のパワーリザーブを有するのも現代のニーズに良くマッチ。

Lange4




この18KYGの136.021は税込み643万5000円。
まあ、逆立ちしても買えないワナ・・・(爆)。
僕の”上がり時計”化計画は、あえなく頓挫(大爆笑)。

バリエーションとして18KWGとブラック文字盤の組み合わせの136.029、18KPGの136.032 の2つがあり、こちらは各税込み606万1000円となる。
面白いことに、18KYGの方が18KWGや18KPGより高いのだ。
これはひょっとすると、18KYGの復権の予兆?なのだろうか!



2つ目は、例のBovet
半年前に日本橋三越にて、世界に10個ほどしかない6000万円と4000万円の時計を見せていただいたことがある。
Bovetの時計に掛ける情熱をヒシヒシと感じた作品だった。

今年もやってくれています、Bovetのパスカル・ラフィさん!
今年の新作はまたも10本のみ限定製造の「ヴィルトゥオーソ X トゥールビヨン」 

特許取得のフライング・トゥールビヨンと3つの異なる都市の時間帯表示機能を搭載し、現地時刻は表(おもて)面のダイヤル中央と時計裏面のオフセットして置かれたサブダイヤルで表示し、他の2つの時間帯を表(おもて)面の文字盤に横並びに配置された地球儀のようなハンドペイントされたダイヤルで表示する。
これらのサブダイヤルは、各都市の夏時間や冬時間にも対応しているそうだ。

Bovet3




機能としては、時、分、トゥールビヨン上の秒表示、半球状の地球地図上に第2時間帯および第3時間帯を表示、24時間針および24都市表示ディスク、パワーリザーブ表示。
10日間のパワーリザーブなのだが、これがなんとシングルバレルらしいのが驚き。
まあ、ケース径が46mmで厚さが17.2mmもあるがゆえでもある。
価格は、税込み4455万円也。
ランゲより、さらに買えっこない!


Bovet4




時計表面のダイヤルは、下地にフルリザン装飾を施したブルーフランケダイヤルで、表面に施されているラッカーギョーシェは、半月モチーフのパターンを描いている。
また第2時間帯および第3時間帯を表示する半球状の地球には、熟練のミニアチュール ペインターによって発光塗料を使って立体的なハンドペイントが施されている。

まずもって、僕はこの地球儀を模したペイント装飾に魅了された。
色目も僕好み。
価格だけが越えられない大ネック(爆)。

Bovet5




ということで、絶対に買えないが上がり時計として欲しいアイテムを2つご紹介した。

最近は視力の劣化が激しく、時計にしてもパーペチュアルカレンダーのような小さい文字盤の中にゴチャゴチャといろいろな機能が付いているモノはだんだん苦手になって来た。
だから今年の新作の中にもヴァセロン・コンスタンタンやIWCに上品で機能的なパーペチュアルカレンダーがたくさん出ているのだが、それらはあえて外した。

また機能面からしても、秒針や日付表示のないモノは僕自身の好みの問題で出来るだけ外した(秒針と日付がついてないと、僕は絶対に買わないから)。
Bovetの時計だけは完全に別次元級の逝ってしまった時計なので、これだけは例外(どんなに頑張ってもどうせ買えないし(爆))。
その1~その5は、あくまでも僕が欲しいと思う時計という観点で紹介したのでご理解を。

(この項目、これにてお仕舞い)

2020年7月 5日 (日)

今年(2020年)の新作の中で・その4~潮の満ち引きが分かる時計って!!

今年の新作時計を見ていて、中々に驚いたのがコレ!
当ブログ初登場の、IWC。
そのIWCのポルトギーゼ・ヨットクラブ・ムーン&タイドという新作がソレ↓。

ケースは18Kレッドゴールド、文字盤は紺色に近いブルー、そしてそれにマッチしたブルーのラバーストラップを備えている。
ブルー文字盤の12時位置にダブル・ムーンフェイズ表示があって、北半球と南半球の月の満ち欠けを表す。
文字盤の6時位置には、小潮から大潮を判別することで潮の満ち干の強さを表示する機能がつけられている。
実際にどのように表示するのかは、実物を見ていないので下の写真だけでは判然としないのだが・・・。
10月発売予定らしい。

Iwc1
Iwc2




ムーブメントは新開発のCal.82835を搭載。
両半球のムーンフェイズ表示と潮の満ち干の表示を搭載するため、ケース径が44.6mm径で厚さが14.4mmとかなりデカくなっているが、それは物理的には致し方ないのかもしれない。
長短針には夜光入りなので、夜の海でも使えそう。
パワーリザーブも60時間確保している。

しかし防水性能がたったの30m、というか日常生活レベルとは!?
いくら金無垢時計とは言え、仮にもヨットや船や海にちなんだシチュエーションでの遊びに使うはずだが、いくらなんでも30mは足りな過ぎなのでは?

定価は税込み393万8000円で、かろうじて400万円の大台を切っている。


この時計の潮の満ち干を表示する機能には興味はあるものの、実は当初はそれほど惹かれることはなかった。
しかし先日、隅田川界隈を散策した時のこと。
川べりを歩いていて、ふと潮が満潮に近くて護岸を波が激しく洗っていることに気がついた。
隅田川界隈とか三井不動産開発の有名な佃島タワーマンションあたりに住んでいる人達にとっては、潮の満ち干が分かる時計があったら、ひょっとして便利なのでは?とその時思ったのである。
そうして、この時計を思い出したと言うワケなのだ。

まあ、僕のような貧乏者にはこの時計の機能は不要だろうが、ヨットマンとかクルーザー持ちとかタワーマンション住まいのセレブ達にとっては、あった方が絶対に便利だと思う。
そういう方達にオススメの時計だ。

20200706a
20200706b

(その5に続く)

2020年6月30日 (火)

今年(2020年)の新作の中で・その3~気になるカラー文字盤

僕は元来「青」とか「緑(特に若草色)」の色が好きで、時計の場合文字盤や夜光が「青」や「緑」なのは優先的に気になってしまう。
「青」好きなのでロレックスRolexのディープシーDブルーを買ったわけだし、パネライPaneraiの若草色の夜光には思わず萌える!

さて今年の新作にも、気になる「青」や「緑」の文字盤が!


まずはブランパンBlancpainから見てみる。
僕は、ヴィルレコレクションのムーンフェイズ付きコンプリートカレンダー仕様のクラシックな雰囲気とお茶目なムーンフェイズの顔がお好みだ。
以前ブレゲBreguetの7337とともに、ヴィルレのこのシリーズの金無垢ハンター仕様(文字盤にギョーシェ彫りが入っている)を”上がり”時計の候補”として考えたこともあった。

機能と性能的には、従来からのコレクションと全く変わらず、単に文字盤の色が「青」になっただけ。
40mm径のローズゴールドケースで72時間のパワーリザーブ、防水性能は30mで夜光はなし。
とはいえ、ミッドナイトブルーと称されている「青」はサンバーストが入ってとても綺麗に見える(実物はまだ見ていないが)。

Blancpain9




もう一つのウルトラスリムもカラーバージョン替えというだけで、機能も性能も変わらず。
とはいえ、サンバーストが入ったミッドナイトブルーの文字盤はシンプルかつ深みが感じられてとても好ましい。
金銭的に余裕があるなら、ドレス専用として1本持っておきたくなるぐらいだ。

惜しむらくは、この2つともハック機能が付いていないこと!
ハック機能さえあったら、僕はとうの昔にハンタータイプのコンプリートカレンダー仕様を買って”上がって”しまったかもしれない。
ブランパンは、その文字盤デザイン、ローマン数字の優雅さ、お茶目なお月様、長短針のデザインなどなど、僕の琴線に確実にアピールする。

Blancpain10




お次は、このブログに初登場のメーカー!
ティソTissotのダイバーズウォッチ、シースター1000オートマティックである。
初登場は2018年に出たブルー文字盤だったが、今年は下写真のようなグリーン文字盤とミラネーゼブレスレットが追加された。

43mm径というダイバーズウォッチならではのガッシリした作りで、300m防水を達成。
しかもパワーリザーブは80時間もある。
これだけでもロレックスRolexのサブマリーナーと同格以上なのだが、なんとこの時計の価格は税込み9万1300円なのだ!
なんともコストパフォーマンスに優れたダイバーズウォッチである。
ロープライスでコストパフォーマンス最高の時計を長年作り続ける、ティソの面目躍如といったところか。

Tissot1
Tissot2




さらに続くは、ドイツの名門グラスヒュッテ・オリジナルGlasshutte Original
その中のセネタ・コスモポリト
2つのゾーン内の時刻を同時に一目で読み取ることが出来る仕様で、世界の35地域の時刻を表示することが可能。
24時間計も付いている。
さらには、夏時間(サマータイム、DST)と標準時刻(スタンダードタイム、STD)も設定することが出来るようになっている。
まさに、世界を飛び回るビジネスマン仕様であろう。
まあ、今年以降の新型コロナウイルス肺炎騒動のせいで、そのような世界を股に掛けるビジネスマンというモノが今後も存在していくのかどうかは、おおいに怪しくなってきたが・・・(苦笑)。

これだけの機能を詰め込んだので44mm径とやや大振りだが、パワーリザーブは72時間あって充分に実用的。
嬉しいことに、ハック機能も付いている。

下写真のように、サンレイ処理されたミッドナイトブルーの文字盤が鮮やかで文句なく綺麗だ。
夜光はホワイトのスーパールミノバが塗布されていて、パネライPaneraiのようなこの夜光が目を惹きつける。

Glashutte1
Glashutte2
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今回の記事のラストは、同じくグラスヒュッテオリジナルからもう1個。
お馴染みのパノマティックルナシリーズで、今年はグリーン文字盤が加入。
グラデーションの効いた深みのある、独特なグリーンである。

ビッグデイト表示とムーンフェイズが付いて、ランゲを思わせるオフセットされた盤面でもある。
これもハック機能付き。
惜しむらくはパワーリザーブが42時間しかないこと!
42時間だと、金曜夜から月曜朝の週末またぎが出来ないのがネック。

Glashutte4
Glasshutte5

(その4に続く。この項目はもう少し続きます)

2020年6月25日 (木)

今年(2020年)の新作の中で・その2~意外なところでジャケ・ドロー

シンギングバードのような、クラシックで複雑な機構を備えた機械式オートマタで有名なジャケ・ドローJaquet Droz
僕が初めてその実物を見た時、エナメル文字盤の見事な美しさとオートマタの動きに感動したものだ。
また「8」の字に配置された時分文字盤と大きな秒文字盤が、このメーカーのアイコンでもある。

そのジャケ・ドローから、2020年の最新作として41mm径の『グラン・セコンド カンティエーム(Grande Seconde 41mm)』シリーズがリリースされた。
新モデルはレッドゴールド(金無垢)4種類、ステンレススチール(SS)3種類の合計7アイテムで、特にレッドゴールドの金無垢モデルはグランフーエナメルの文字盤となっていて、見るからにとても綺麗。

時・分・秒以外に日付機能付き、そしてハック機能有り。
パワーリザーブも68時間と、実用上週末またぎが出来るのが嬉しい。
防水性能は30mなのだが、そこはさすがにこの手のドレス用時計には目をつぶるしかないだろう。
金無垢で税込み238万7000円、ステンレスで113万3000円なので、特に障壁が高いとは思われない。

Jaquetdroz2
Jaquetdroz3
Jaquetdroz5




ジャケ・ドローに関しては前々から下写真にあるムーンフェイズ仕様のモデルが欲しいと思っていたので、実は密かに注目して来た。
今回の新シリーズでは金無垢も良いが、特にステンレスのブルー文字盤のものが僕には目を惹いている。
ムーンフェイズ付きにするかシンプルに今回のシリーズにするか、購入の段になったらチと迷いそう。

Jaquetdroz1_20200625150901
Jaquetdroz4




今年は新型コロナウイルス肺炎騒動のせいで絶不調かと思われたが、案外各社とも健闘していて、見応えのあるアイテムも例年通りたくさんあるようだ。
ということでここ数回は、2020年の新作時計のうちお気に入りアイテムをもう数社紹介しようと思う。

(その3に続く)

2020年6月21日 (日)

今年(2020年)の新作の中で・その1~やっぱりブレゲでしょう

2020年は様々なショーやフェアが中止となり、機械式時計各社の新作は個別発表になった。
4月時点ですでに発表したメーカーもあれば、6月になってようやく発表にこぎ着けたメーカーもあり、ロレックスRolexのように今年中には発表しなさそうなメーカーもある(来年2021年4月に発表か?)。


さて、時計情報サイトHODINKEEの当該記事(https://www.hodinkee.com/packages/new-watches-2020)などをチラチラ見ながら今年の新作を吟味していて、気に入った時計を2~3個見つけた。
各社からこれだけたくさん新作が出ていても、趣味や好みなどの違いから、欲しいと思わせるアイテムは毎年数個しかない(まあ、いつもだいたいそんなもん)。
今回は、この気に入った(気になった)アイテムを2~3紹介しようと思う。



僕にとって、これは欲しい・・・!と思わせた今年の新作アイテムその1は何か?
それは、ブレゲBreguetの7337
詳しくは、同じくHODINKEEの記事(https://www.hodinkee.com/articles/the-breguet-classique-7337-introducing)を参照していただきたい。

Breguet19
Breguet20
Breguet21




7337は以前から出ていたのだが、今回の新作はref.ナンバーはそのまま変更せず、中身(ムーブメント)と機能を全く同じままにして文字盤のギョーシェ彫りのパターンのみ変えたものである。
文字盤のギョーシェ彫りのパターンは好き嫌いが分かれるかもしれないが、僕としては新旧どちらでも構わない。
ただ、旧バージョンの方は、ムーンフェイズのお月様に顔が描いてあった。
今回の新バージョンでは、それが顔ではなくゴツゴツザラザラした隕石の表面のようになっていて、あまり風情がない。
僕の好みでは、ここはやはりお月様に顔があった方が良い(とすれば下写真の旧バージョン↓か?)。

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Breguet12_20200618162001




以前、旧型の7337を記事にしたことがあり、銀座のハイエックセンターに足を運んで購入直前まで行ったと書いた。
その時は文字盤がやや小さく感じられ、老眼の進んだ僕には視認性が少々悪く感じたので、購入を見送った経緯がある。
しかしここに来て、新作が出たことによってまたも『欲しい病』が再発してしまったようだ。
恐るべしブレゲBreguet!!
たとえ万が一にも腐っていたとしても鯛は鯛、ブレゲはブレゲなのである(爆)。
時計好きの一つの最終的な落ち着き先として、ブレゲBreguetはどうしても候補から外せないのかもしれない。

(その2に続く)

2020年4月26日 (日)

2020年の各社新作が出始めた!

外出もレジャーもままならず、また時計を見に行きたい(買いたい)のに正規販売店やデパートが全て閉まっている現在、沈滞した気分は所有している我が時計達を愛でるぐらいでしか癒やせない。

全世界的に鬱屈した状況下、明るい話題の一つとして高級機械式時計業界の各社からようやく2020年新作が出揃い始めた。
先陣を切って、Watches & Wonders Geneva(旧SIHH)が専用プラットフォーム「watchesandwonders.com」(https://www.watchesandwonders.com/?lang=en)を開設したので、ご紹介する。
このサイトの中で、カルティエCartier、パネライPanerai、ランゲ&ゾーネA.Lange&Sohne、ヴァセロン・コンスタンタンVacheronConstantin、ジャガー・ルクルトJaeger LeCoultreなど錚々たるメンバー各社が続々と2020年新作を発表している。


僕には、何と言ってもカルティエがあのパシャを復活させたのが1番のニュースだ。
カルティエの2020年新作はこちら(https://www.watchesandwonders.com/brands/cartier/?lang=en)

Cartierpasha41mm20201


様々な新作を眺めて、あれやこれや次の購入候補を探すも良し、純粋にメーカー各社の力点の入れ具合を楽しむも良し。
我々は、時計によって気分を癒やそう!
ロレックスRolexは、今年は新作を発表しないのだろうか? もしそうであるなら残念なことである。)

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