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時計全般

2020年4月26日 (日)

2020年の各社新作が出始めた!

外出もレジャーもままならず、また時計を見に行きたい(買いたい)のに正規販売店やデパートが全て閉まっている現在、沈滞した気分は所有している我が時計達を愛でるぐらいでしか癒やせない。

全世界的に鬱屈した状況下、明るい話題の一つとして高級機械式時計業界の各社からようやく2020年新作が出揃い始めた。
先陣を切って、Watches & Wonders Geneva(旧SIHH)が専用プラットフォーム「watchesandwonders.com」(https://www.watchesandwonders.com/?lang=en)を開設したので、ご紹介する。
このサイトの中で、カルティエCartier、パネライPanerai、ランゲ&ゾーネA.Lange&Sohne、ヴァセロン・コンスタンタンVacheronConstantin、ジャガー・ルクルトJaeger LeCoultreなど錚々たるメンバー各社が続々と2020年新作を発表している。


僕には、何と言ってもカルティエがあのパシャを復活させたのが1番のニュースだ。
カルティエの2020年新作はこちら(https://www.watchesandwonders.com/brands/cartier/?lang=en)

Cartierpasha41mm20201


様々な新作を眺めて、あれやこれや次の購入候補を探すも良し、純粋にメーカー各社の力点の入れ具合を楽しむも良し。
我々は、時計によって気分を癒やそう!
ロレックスRolexは、今年は新作を発表しないのだろうか? もしそうであるなら残念なことである。)

2020年4月14日 (火)

スイス時計業界再編の予兆

新型コロナ武漢肺炎による世界的なパンデミック騒動は、ついにスイス時計業界の再編にまで影響を及ぼしそうだ。

「HODINKEE」の記事(https://www.hodinkee.com/articles/rolex-tudor-patek-philippe-leave-baselworld)によると、ロレックスRolexが主導してパテック・フィリップPatek Philippeを誘い、ショパールChopard、シャネルChanel、チューダーTUDORも入れて5社がバーゼルワールドを脱退するとのこと。
脱退してFHH主導のWatches & Wonders Genevaと連携する予定らしく、2021年春を目途に、スイスのジュネーブで新規の時計展示会を開催する計画とのこと。

そして「WatchMediaOnline」の記事(https://watch-media-online.com/blogs/3118/)から引用させていただくと、バーゼルワールド脱退の理由は、
・2021年1月への開催延期を含む、バーゼルワールドの経営陣による様々な一方的決定
・すでに払い込まれた出展料についての処理(返金を含む)が受け入れがたいものであったこと
とのこと。
RolexPatekPhilippeを中心とするこれら5ブランドの代表者は、バーゼルワールドがもはやブランドのニーズと期待に応えられないと判断するに至ったとしている。



やはり僕が前記事に書いたように、いくら武漢肺炎騒動が深刻とは言え、2020年の開催を一方的に2021年1月に延期してしまったのは各メーカーにとっては開発、営業、販売を含む様々な面で支障が大き過ぎたのであろう。
その多大な支障と齟齬が、すでにその存在意義を失いつつあったバーゼルワールドからの脱退のトリガーを引いたようである。

そしてスウォッチグループやLVMHグループに属しない、その他の大小多々あるメーカーの多くはRolexとPatekPhilippeの2強が主導する再編の流れに巻き込まれて行くように思える。
とにかく今年から来年にかけては、(外野にとっては)面白くエキサイティングな大変動が見られそうだ。


あと個人的には、Rolexの2020年新作がしばらく(ヘタすると2021年春まで)見れないのがとても残念である。
サブマリーナーのムーブメントは、果たして3235化されて新規デビューするのだろうか?
デイトナに、デイト表示は相変わらず付かないのだろうか?(大爆)

2020年3月12日 (木)

街で見つけた面白い時計

先日、神田から日本橋に向かって歩いていた時に偶然見つけたモノ。
交差点角の店の2階壁面に大きな時計が!

20200312a




近くに寄って見たら、文字盤に「子、丑、寅・・・」と十二支が書いてある。
たまたまちょうど午後3時だったので、長短針でその時間を示していた。

この時計、動いているのかなと少し疑問に思ったので、20秒ほど待ってみた。
そうしたら、長針が少しだけ動いているのが見えた。
現役で動いていて、街に正しい時刻を示しているのであろう。

20200312b
20200312c

2020年2月29日 (土)

ついにBasel World 2020までもが!!

恐れていた事態が現実となったようだ。

「Basel World 2020」が今年4月30日の開催を断念し、2021年1月28日~2月2日に延期するとの正式発表を昨日行った。
さらに、スォッチグループがチューリッヒで、グランドセイコー(SEIKO)が東京で、それぞれ2月に予定していた販促イベントもキャンセルとなっている。
詳細は、HODINKEEの記事(https://www.hodinkee.com/articles/baselworld-postponed-until-january-2021)を参照のこと。

新型コロナウイルス肺炎は、もはや中国や日本やアジアだけの地域的な問題ではなく、全世界にパンデミックを起こしている。


「Basel World 2020」が来年への延期となると、
Rolexロレックスを始めとする出展メーカーの2020年新製品は、個別メーカーごとの五月雨(さみだれ)発表となるのだろうか?
・それはいつなのか?、特にRolexはいつどういう形で発表するか?
・2020年の展示会を2021年1月末にやるとしたら、2021年はどうなるのか(これ以降は時期をずらすのか)?



イタリアやイランでの予想外の蔓延は、彼らの挨拶方式(ハグしたり、頬に軽くキスをする)や宗教儀式における動作が助長している。
新型コロナウイルス肺炎接触感染であるからだ。
ということは、この大騒動を契機に今後はこれらの動作やエチケットが根本的に見直される可能性がある。
このような動きから類推すると、ひょっとすると今回の大騒動を契機に、あまり高価な機械式時計など実は生きていく上でほとんど不要なんだとの認識が、これまで以上に広まる恐れもある。
パンデミックのあとに世界レベルでの経済崩壊が起きたりしたら、消費者にとってはまさに時計どころの話ではなくなるからね。

そう考えると、今後はかなり大規模な需要の減退が起きそうである。
高級機械式時計業界にとっては、死活に関わる一大事となっていきそうな雲行きとなっている。

2020年2月27日 (木)

破壊力、ハンパなし!!

旧SIHHのWatches & Wonders Genevaの主催元である高級時計財団(Fondation de la Haute Horlogerie、FHH)が、2020年展示会の開催を断念したことを本日公式に発表した。
旧SIHHといえば、僕の好きなCartierやPaneraiが入っている団体だ。
Basel Worldと二大双璧をなす、世界的な時計見本市である。

速報がHODINKEE(https://www.hodinkee.com/articles/watches-and-wonders-geneva-canceled-coronavirus)もしくはその日本版であるHODINKEE JAPAN(https://www.hodinkee.jp/articles/watches-wonders-geneva-2020-has-canceled )に載った。


新型コロナウイルスの破壊力も、ついにここまで来たか!!
僕は、まさかヨーロッパやイタリアあたりまで蔓延し、白人(アーリア人種)が死ぬとは思っていなかった。
なんせ、このウイルスはアジア人(黄色人種)絶滅の・・・モゴモゴ😖。
唖然、呆然、慄然だ。

このままではBasel Worldも・・・orz。



2019年11月24日 (日)

ブレゲのほかにも・・・雲上ブランドを検討

さらにブレゲBreguet以外の、いわゆる時計界の三大雲上時計を含め5つのブランドを検討した。
三大雲上とは、<パテック・フィリップPatekPhilippe>、<ヴァセロン・コンスタンチンVacheronConstantin>、<オーデマ・ピゲAudemarsPiguet>の3つである。
あと2つは<ランゲ&ゾーネLange&Soehne>と<ジャガー・ルクルトJaegerLecoultre>。


これら5つのブランドは、誰もが認める機械式時計の最高峰中の最高峰。
しかし、いろいろ見て比較検討するに及び、

・文字盤や針のデザインが、僕の好みとかなり異なるものが多い
・全体的にケースがやや小ぶりな印象
・全てについて防水性能とパワーリザーブにつき、物足りない
・耐久性や耐衝撃性の面で不安が残る
・パテックやオーデマのステンレス製スポーツタイプのアイテムは、予約が不可欠、しかも数年以上待ち
・価格があまりにも高すぎる

という多くの難問が浮かび上がってきた。
資産家でも成金でもない、ただの末端サラリーマンのなれの果てにすぎない僕がかろうじて買えそうな価格帯には、悲しいかな僕が欲しいと思うようなデザインや機能はほとんどない。
またとびきり高いにもかかわらず、防水性とかパワーリザーブ時間とか耐衝撃性に対しても満足いくようなモノは中々ない。
そのため、ここに至るまでそれぞれ何度かブティックやデパートの売り場を訪問していたのだが、今後は検討を中止するという結論を出した。


1つだけ、並行輸入店でパテックフィリップのカラトラバ(但し中古)を試着してみた。
例によって試着の時の写真は取り忘れたのだが(苦笑)、最もベーシックかつクラシカルなアイテムを選んだ。
僕のことだから、もちろん『デイト表示』付きのモノ。
カラトラバといえばパテックの代表的アイコンの1つなので、これを『上がり時計』にしても良いと思えた。

デザイン的には、ケース外周にギョーシェ彫りを施してあり、文字盤がローマ数字であり、また針の形状もシャープで、全体的にとても気に入った。
しかし37mm径は、さすがに小さすぎ。
しかもこのアイテムの場合、長短針の長さにそれほど差がなく、時間が読み辛い。
あとこのタイプのモノは、もはや中古でしか手に入らないし・・・。
ということで、これも試着だけで納得して却下。

Pp13
Pp14





ラストに検討したのは<ブランパンBlancpain>である。
これは複数の百貨店の時計売り場を回っただけでなく、銀座のニコラスハイエックセンターのブティックまで出かけて試着するに及んだ。
試着したのは以下のアイテム達。

Blancpain1_20191121151501
Blancpain2_20191121151501

Blancpain8_20191121153201

Blancpain5_20191121153501





特に一番下、ヴィレルシリーズのコンプリートカレンダームーンフェイズ付きハーフハンター(6664-3642-55B)は文字盤にギョーシェ彫りが施されていることもあって、かなり買う気満々になった。
ズバリ!、この時計は素晴らしいの一言!!
防水性こそ日常生活レベル(30m)なので心許ないが、パワーリザーブは70時間ある。
文字盤の数字は大好きなローマン数字で、ケース径も40mmとまずまず。

しかし、である。
ブランパンのドレス用時計(ヴィレルシリーズなど)にはハック機能が付いてないのだ。
そして文字盤に秒表示目盛りがなく、内周の日付の数字が秒の読み取りを紛らわしくしているのも、神経質な僕としては気になった。
また裏蓋が懐中時計のようにパカッと開くのだが、かえってこのようなギミックが邪魔に感じられた。
この裏蓋には彫り物やブランド表示などが何もないため、裏蓋そのものはちょっとチープな感じも否めない。

このように気になる箇所がたくさんあるようでは、後々嫌になって後悔する可能性がないとは言えない。
嫌になって買い取りに出して、一気に半額以下でしか売れないのも何となく興ざめ。
ここは慎重にも慎重を期すべきだろうと思い、9月10月と約2ヶ月真剣に思い悩んだが、結局このアイテムはペンディングすることにした(却下ではないよ、一応)。

但しハック機能なしとか低い買い取り価格を気にしない人なら、この時計は文句なくオススメする。
実物の質感は素晴らしいモノがあり、手に取った時の存在感は半端ない。
ムーンフェイズの顔も愛嬌があってチャーミングだ。
だから一応、購入候補に将来再浮上して来る可能性も今は残しておこう。

Blancpain6
Blancpain7




以上のような試行錯誤を経て、僕の雲上時計への旅は一旦頓挫してしまった。
しかし今回の、三大雲上やランゲとかブランパンを対象とした比較検討ではっきりと分かったことは、

・防水性能は、最低で100m
・パワーリザーブは、最低で70~72時間
・多少手荒な扱いでもびくともしない頑丈さ、耐久性、耐衝撃性を備えていること
・ケース径は40~44mm

をクリアーしたものでないと、僕的には満足しなさそうだということである。
これって、実はこのブログが始まった当初から、僕が散々書いてきたことじゃん。
となると、な~~~んだ、やっぱりロレックスRolexしかないじゃんか(大爆笑)。

でも、欲しいロレックスは正規店では中々(というより全く)手に入らないんだよねぇ・・・。
この入手難ゆえに、雲上を含めた他のブランドに視野を広げようとしたのだが、却ってロレックスに回帰するような結果となってしまったではないか(大苦笑)。

思うようには中々買えない今、さあてこれからどうすべぇか・・・。
(この一連の話、12月上旬までもう少し続けます。この後唐突に、思わぬ展開も待ってましたし(爆)。)

2019年11月19日 (火)

買う気満々でブレゲを見に行った

少し前になるが、銀座にあるニコラス・G・ハイエックセンターに行って、ブレゲBreguetを見て来た。
対応してくれた店員さんに慮って遠慮したので、残念ながら写真は1枚も撮っていない。
以下の画像は全てネットにある写真を拾って貼っているので、ご容赦願いたい。

Breguet17
Breguet18




さあ、いよいよ僕も昔からの憧れである念願のブレゲに行くか!?
出してもらったのは以下のモデル。

まず大本命の7337BR
事前にネットで下調べを行い、買う気満々(爆)。
4種類のギョーシェ彫りが素晴らしい。
このギョーシェ彫りを見ているだけで、ウットリしてしまう。

オフセットされた文字盤に、ブレゲ針とローマン数字。
ムーンフェイズ表示そして日と曜日表示がつく、マルチカレンダー機能だ。
秒針はスモールセコンドで、これも文字盤の中でオフセットされた位置にある。
こういう一見エキセントリックなデザインも大好きだ。
但しハック機能なし。
そして、現在は生産中止になったとのこと。

Breguet11
Breguet12



ところが意外なことに、実際に腕につけてみたら39mm径なのにやや小ぶりな感じ。
下写真↓は他人の腕を引用させていただいたが(僕はこんなに毛深くはない)、こういう感じでやや小さい。
そしてここが最も重要なのだが、素晴らしいギョーシェ彫りもムーンフェイズ表示やカレンダーも、僕のように老眼が進んでしまっているジジイにはとても見辛かったのだ!
これは予想外の展開!!
今では少なくなった顔が描かれたムーンフェイズなのに、その顔も目盛りもかすんでしまってよく見えない(汗)。

普段このアイテムを眺めている時は、カタログとかネットの画像を見ている。
その場合は、素晴らしいギョーシェ彫りをアピールするために拡大されているので、見辛くなかったのだ。
しかし実物は、僕には物凄く見辛かった。
ここに気がつかなかったのは、大いに迂闊!!
そして時計を選ぶ際は、必ず実物を見てそれを腕に巻いてみてから、自分の服装や腕の太さ、雰囲気等トータルを加味して考えるべし・・・というごく基本的な事を思い知らされたのであった。

Breguet13




長年、最後の一本として大本命視してきた7337BRだが、熟慮の末購入をやめることにした。

他には、7787BRと5707BA「ロシア皇帝ツァーリの目覚め」を見せていただいた。
7787BRは、デイト表示がないのが僕には物足りない。
秒針も、ブレゲの場合はハック機能がないため、使っているうちに正確な時刻合わせが出来ないことにイライラしそう。

5707BA「ロシア皇帝ツァーリの目覚め」はデイト表示と24時間表示があるのが便利なのだが、如何せんムーンフェイズがないのが惜しい。
また「ツァーリの目覚め」と名付けられているようにアラーム機能がついているのだが、このアラームの音も『ジリジリジリジリ・・・』と僕には騒々しく無機的に感じられた。

そのため、これらの2つも残念ながらパスすることを決断。

Breguet14
Breguet16




下写真↓の7137BAは、訪問した時点(9月末)でハイエックセンターには在庫なしとのことだったので、実物を見ていない。
ただこのアイテムも、冷静になって考えると、使っている間に秒針がないのが気になってくるような気がする。
大きなパワーリザーブ表示はあるにせよ、時分針だけだと動いているのかどうか、僕だときっと不安になると思う。


Breguet7_20191101180601




ハイエックセンターでしばらく(1時間ほど)ブレゲの様々な時計に囲まれていたのであるが、もう一つ僕にはハタと思い至ることがあった。
ブレゲ針とローマン数字の取り合わせは、これこそまさにブレゲという象徴的で精緻なデザインである。
しかし、なんとなく今の時代には大人しすぎるというのか、クラシックすぎるというのか・・・、こじんまりと完成され過ぎた感が否めない。
本来なら文字盤のローマン数字が大好きで大好きでしかたがない僕にもかかわらず、時代的な流れから取り残されてしまう感が沸き起こり、意外にもワクワク出来なかったのである。
だからこそ近年のブレゲは、従来からの古典的ともいえるクラシックシリーズだけではなく、トラディションシリーズとかマリーンシリーズの方向にも力を注いでいるのだろう。


ということで、ブレゲに関しては長年の憧れではあったものの、これからの僕が求めるモノとは少し乖離があるように思ってしまった。
このような試行錯誤を経て、ついに僕はブレゲの誘惑から辛うじて脱することにした。

(ブレゲ大好きな方々には申し訳ない文章と結論であるが、決してブレゲを貶めているのではなく、あくまで僕個人限定の今現在の感覚・感情との乖離によって、このような結論を出したということをお含み置き下さい。)

2019年11月17日 (日)

オーディマピゲの展覧会「時計以上の何か」・後編

オーディマピゲの展覧会では、「ラボ」と称して最新作である「CODE 11.59 by Audemars Piguet」のコレクションを試着させてくれた。
またスイス本社から派遣された時計技師が、10名ほどの参加者相手に対話型でデモンストレーションし質疑応答に応じた。
このコーナーも事前予約的に参加者は並んでいたのだが、僕達2人は優先的にすぐに中に入ることが出来た。
全く至れり尽くせりだ!!

見せてくれたのは、以下↓のアイテム。

Audemarspiguet32
Audemarspiguet33



当日の我が左腕の相棒は、残念ながらオーディマピゲではなくロレックスRolexのディープシーDブルー
あたりかまわず、一緒にパチリと撮ってしまった(爆)。
とはいえ、他の参加者達もカルティエCartierあり、ロレックスあり、特にオーディマに拘っている様子はなかった。

また10名ほどの参加者達の質問とか話が、濃い~のなんの!
ある参加者は、予約してから4年も辛抱強く待ってようやく念願のロイヤルオークを手に入れたそうだ。
参加者のほぼ全員が欲しがったのが、上写真↑にあるレプリカのムーブメント模型。
この模型は実際に動くらしい。
あと、オーディマピゲの置き時計とか掛け時計を、これもほぼ全員が欲しがった。
残念ながら現在では生産を止めてしまい、在庫もすでにないそう。

Audemarspiguet34

 


次に別ブースで、ギョーシェ彫りを行う機械を見せていただいた。
綺麗にギョーシェ彫りしたサンプルも見せてもらったが、目を見張るほど素晴らしい。
手間のかけ方が半端ない。

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さらに今度は、実際にピンセットとドライバーを持っての簡単な体験実習。
1人5分ほどかかるので、やりたい人でけっこう混雑していたのだが、ここもすぐにやらせてもらえた。

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実習は3つ。
・専用ドライバーを使って微小ネジの開け締め
・専用ドリル工具による真鍮サンプル表面への文様彫り
・サンドペーパーを使って真鍮サンプル表面のヘアライン仕上げ

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そして、自分で加工した真鍮サンプルを持ち帰っても良いようになっていた。
いただいたのは、特製ミニバッグ、パンフレットそして実習で作った真鍮サンプル。
ヘアライン仕上げはある程度満足行く出来映えだったが、文様彫りはドリルの先と真鍮サンプルの間の距離感が最初掴めなくて苦心した。
下写真の真鍮サンプルで、ヘアライン加工は僕自身がやったモノ、文様彫りはプロの手際。

Audemarspiguet40
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ということで、3回にわたってオーディマピゲが主催した展覧会「時計以上の何か」のレポートをお送りした。
何度も書くが、最初から最後まで至れり尽くせりの最上級のもてなしをいただき、感謝に堪えない。
本当の一流ブランドというものは、ここまでやれる『底力』があるのだということを痛感した次第。
まさに、3大雲上時計の一角を占めるに相応しい実力である。

当日のスタッフの皆さん、特に2時間以上の長きにわたりずっと丁寧に解説し、我々の荷物まで持ってくれながら付き添っていただいた解説員の方、千載一遇の貴重かつラグジュアリーな体験を誠にありがとうございました!

(この項目、これにておしまい)

2019年11月13日 (水)

オーディマピゲの展覧会「時計以上の何か」・中編

お次は、オーデマピゲの通常ラインの変遷。
1920年代のクラシックなフォルムから、2019年まで約100年にわたる変化が見れる。
オーディマピゲにもトノー型(1918年製品)があったのは新鮮な驚き。
このトノー型の方が、文字盤の秒表示が他社のものより奇抜でカッコイイような気もする。

Audemarspiguet19
Audemarspiguet20

 


こちらは1970年代から1990年代。
ようやく見慣れたラインナップになってきた。

Audemarspiguet21





下↓は、1978年に発表した世界最薄ケースに収められたパーペチュアルカレンダー。

Audemarspiguet22





1986年に発表した世界初のトゥールビヨン搭載自動巻きウルトラシン(ケース厚み5.3mm)。

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現代のオーディマピゲを代表する「ロイヤルオーク」は、1972年の登場。
下↓が初代ロイヤルオーク、ラグジュアリースポーツモデルの先駆けの一つ。

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ここからは、ほぼ現行アイテム達。
ロイヤルオークシリーズが、現在のオーディマピゲの中核となっている。

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現行の中で気に入ったアイテムをピックアップしてみた。
2018年発表のロイヤルオーク・パーペチュアルカレンダー。
プラチナ製で、世界最薄の自動巻き。
文字盤の濃いブルーが落ち着きを醸し出している。


Audemarspiguet28





こちらは↓、文字盤のスモークブルーが深みを持ってとても綺麗なロイヤルオーク。
チタンとプラチナ製。

Audemarspiguet29





2018年、ミレネリー・フロステッドゴールド、オパールダイヤル。
文字盤はさすがにオパールと謳っているだけあって、超絶に綺麗。

Audemarspiguet30





ラインナップのラストは、2019年に発表された最新作。
「Code.11.59 by Audemars Piguet」。
ラッカー塗装されたダイヤルとカウンター、ガルバニック成長(電解加工)によるゴールドのアプライドロゴ。
インナーベゼルもラッカー塗装。

Audemarspiguet31





ということで、ようやく展示品の概要を紹介した。
とはいえ、これだけでも当日の出品物の半分以下である。
ご覧のように、オーディマピゲの本気が分かる、まさに展覧会という言葉に相応しいイベントであった。

そして今回の展覧会の目玉とも言える、金属の表面に文様を入れる実習があったので、それに参加した。
あと、スイス本社から派遣されてきた時計技師の解説とか試着のコーナーもあった。
その辺の話は、次の後編に書いてみよう。

(後編に続く)

2019年11月10日 (日)

オーディマピゲの展覧会「時計以上の何か」・前編

では、オーデマピゲAudemarsPiguetが10月19日から11月4日まで六本木ミッドタウン内で開催していたイベントの様子(詳しくはここも参照)を、僕が拝見した範囲でご紹介する。
全くもってラッキーの連続でこの展覧会に招待され、VIP待遇で2時間にわたって詳細な解説を受けたことは前回記事に書いたとおり。


展覧会は予約制で、銀座から僕達が到着した時は入り口に50人ほどが列を作っていた。
その行列をすっ飛ばしていきなり入り口に招かれ、そこで専任の解説員の方を1名つけてくれた。
この方はとても親切丁寧に各ブースを解説してくれて、しかも2時間の長きにわたって僕達にずっと付き添ってくれたのだ(僕達の荷物まで持ってくれた)。
もうこれだけでも、最高の「お・も・て・な・し」であった。

展覧会会場は12のルームに分かれていて、各ルームは円形に配置されていた。

ROOM1    「起源:ジュウ渓谷」
ROOM2    「起源:創業者一族」
ROOM3&4    「複雑時計」
ROOM5    「職人の技」
ROOM6    「時をデザインする」
ROOM7    「ラボ」
ROOM8    「ロイヤルオーク」
ROOM9    「タペストリー ギョシェダイヤル」
ROOM10  「 CODE11.59 バイ オーデマピゲ」
ROOM11&12「data anatomy for Audemars Piguet」

そして展覧会会場の中央には、代表的キャリバーのいくつかが各パーツに細かく分解されて展示されていた。

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分解されたキャリバーを眺めてから、「起源:ジュウ渓谷」と「起源:創業者一族」のルームへ。
Audemars家とPiguet家がどのように密接な婚姻関係を結んでいるか、膨大な家系図で示してある。
僕が所有するHuberの懐中時計を作ったと思われるMeyran家も、両家と密接に姻戚関係を結んでいるのがわかりとても興味深い。

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オーディマピゲの創業者、ジュール=ルイ・オーディマが時計製作の修行期間を経て卒業制作として作った懐中時計↓。
18Kイエローゴールドのケースに、ミニッツリピーターとパーペチュアルカレンダーのムーブメントが組み込まれ、しかも秒針は現在のデジタル時計のように1秒1秒飛ぶデッドビートセコンドを備えている。
これが、そもそもの原点といっても良い逸品。

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創業期の展示品は、上記卒業製作品にも以外懐中時計のオンパレードで、貴重で眼福この上なし。
懐中時計好きには、垂涎の逸品ばかりだ。

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創業当時使っていたという作業台、工具、資料などが展示されていた。
あと当時の工房や作業中の様子などのポートレイト。

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このあとは、近代的な腕時計の時代になる。
全部はとても紹介しきれないので(写真もさらに大量になってしまうため)、アイテムを絞ってかいつまんでご紹介しよう。

「複雑時計」からスタート。
これ↓は1921年発表の世界最小のリピーターウォッチ。
一点物のペンダントウォッチで、1922年に米国ティファニーに輸出されたモノだそう。
プラチナ製で、ファイブミニッツリピーターである。

Audemarspiguet13




下↓は1923年発表の、プラチナ製パーペチュアルカレンダー、ミニッツリピーター。

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1934年発表のタキメーター付きクロノグラフ。
このあたりから本格的に懐中時計から腕時計に進化。
ブレゲ針とブレゲ数字が良い雰囲気だ。

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これ↓は1955年発表の、世界初の閏年表示付きパーペチュアルカレンダー腕時計。

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ぐっと近年になり、2002年発表のエクエーションオブタイム付きパーペチュアルカレンダー。
デザインはさらにモダンになって、ここまでくるともう現代の複雑時計の顔になる。

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2013年発表のミレネリー・ミニッツリピーター。

Audemarspiguet18





いよいよロイヤルオークの登場。
2013年のロイヤルオークオフショア・グランドコンプリケーション。
部品点数が648、組み立てにはベテラン時計技師でも半年から8ヶ月ほどかかるそう。

下のロイヤルオークは2015年発表のパーペチュアルカレンダー。
ロイヤルオーク、複雑機能というオーデマピゲを象徴する2つの特徴を完全に網羅したものだという。

Audemarspiguet16
Audemarspiguet17




ここまでで、まだ半分ほどしか紹介出来ていない。
かなり長くなってしまったため、ここで一旦切って、次の記事に分割することにする。

(中編に続く)

より以前の記事一覧

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