セイコー5DX(1967年製)・その3
セイコー5DXの話をもう少し続けよう(これがラスト)。
今回の冠婚葬祭に際して、さすがにパイソンの水色革ベルトはマズイ(苦笑)。
絶対に黒しかありえない。
しかし手持ちストックのベルトには、残念ながら黒色はない…。
いや…、あった!!
CartierのタンクアメリカンLMに元々付けられていたのが、新品のCartier純正黒色ベルトだったのだ。
すぐに茶色のベルトに換えたので、未使用だった黒色ベルトは大事に仕舞い込んでおいたのである。
勿体ないが、この機に及んで使い惜しみするわけにもいかず、しかたがない。
早速つけ換えた。
これで、ようやく冠婚葬祭らしくなったというわけである。
ついでにDバックルも換えて、セイコー純正からカシスのステンレスにした。
これによって、あまりベルトを痛めずに使えるだろう。
ご覧のようにCartierの純正革ベルトであり、4万5000円ほどする。
一方の時計本体は、当時の値段で3~4万円程度か。
現在なら中古で数千円の価値しかない。
革ベルトの方が本体の時計より圧倒的に高いのだ(苦笑)。
ということで、2日間のセレモニーの間、つつがなくこの時計は役目を果たしてくれた。
なお今回の冠婚葬祭の経験から、葬儀用として控えめな時計の必要性を感じた。
もちろん年に1、2度程度の使用を前提に高い時計を買うわけにはいかないが、下にあるようなRolexのDateJustあたりなら、普段ユースを含めて汎用性に優れていると思う。
早速、それとなくウチのカミさんに打診したのだが(爆)、あえなく却下。
「だってセイコーのがあるじゃない!。それとロレックスと見分けがつかないわよ。」
なるほどそうか。
世間ではセイコーとロレックスの見分けなんてつかないよなぁ…、あえなく撃沈の憂き目に合ったとさ(泣)。
ところで、、一番上の写真のリストショットを見るとよく分かるのだが、ここのところデカ厚時計(Panerai)を見慣れてきたのか、かなり小さく感じる。
5DXの横径は約35mmである。
実際、RolexのGMTマスターⅡ赤青(径40mm)やPaneraiPAM00241(径40mm)と比べると、かなり小ぶりだ。
最近の私は、2周遅れのランナーのごとく、この期に及んでデカくて厚い時計もモノによっては44mmまでは許容出来るようになってきた。
私の左手首は自分が思っているほど細くはないようで、44mmを載せても以前ほどは違和感を感じない。
まあ…Paneraiの影響であることは充分理解しているのだが、慣れとは言え、いやはや恐ろしい限りである(爆)。
(この項、おしまい)
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